「仕事ができない人」ってどうして仕事ができないの?特徴と原因が分かれば対処方法も見えてくる!

「仕事のできない人」。まあ、どこの会社にもひとりはいるものですが、つきあわされる周りとしてみれば、本当に厄介な問題です。業務が進まないだけでなく、その分自分の仕事が増えたり。その度にイライラさせられたり、周りの迷惑になること甚だしい…。でも一緒に仕事しないといけない、そんな面倒な人、どうしてますか?

部下を持っていたり、リーダーであったり、もし役職についていなくても、中心的立場に立つ機会が多い人は、悩みのタネでしかないと思います。その人を変えようと思っても、どうしたらいいか分からないし、そもそもそんな時間も体力もないし、ぶっちゃけそこまでやってもね…(本当は辞めてほしいくらいだし)というのが本音ではないでしょうか。

とはいえ、あまりに仕事のできないっぷりがひどいと、業務効率はもちろん、周りのモチベーションにも関わってきます。

「仕事ができない」といってもその内容はさまざまですが、その原因が分かれば、少しは気分も楽になる(というかあきらめがつく)もの。対応策も分かります。

目次

そもそも「仕事ができない」とは?

「仕事ができない」と感じる人には、どんな特徴があるのでしょうか。あなたの周りのあの人をちょっと思い出してみてください。

1,段取り・要領が悪い

ルーティンの作業なのに毎回同じ間違いをする、作業を始めてから足りない資料やものに気づくなど、段取り・要領が悪く、仕事が進まない。準備不足や確認不足など、「なんでそんなことも分からないんだろう?できないんだろう?」という失敗をします。

2,コミュニケーション力が低い

人の話を聞いていない、分かっていると言ったのにできない、確認してこない、説明させても何を言っているのか分からないなど、全般的にコミュニケーション力が低い。前に言ったことと違うことを言ったり、その日の気分や人の好き嫌いによっても対応が変わるので、聞く側、話す側どちらにしても、話が通じないといった感覚を周りに抱かせる。

3,自分の考えやに固執する・自分勝手

自分が正しいと思っていることに固執し、周りに合わせられない。前時代的なやり方、非効率なやり方、間違ったやり方を指摘しても、直そうとしない。また「やりたくないからやらない」といった自分勝手な判断で、周りに迷惑をかけることもある。

一言でいうと「社会人としての心持ちやスキルに乏しい」んですね。どれかひとつなら、まだなんとかなりますが、「こいつ、やべえ」という人は3つとも当てはまっていることが多いです。

「1,段取り・要領が悪い」というのは、その業務に慣れていないときは仕方ないですし、慣れるまでの時間に個人差はありますから、もし、そういう状態なら、ちょっと我慢して優しいまなざしで見守ることもできます。

おそらく「不器用だけどなんとかしようと頑張っている」と分かる相手には、「この人、仕事できないな」と思いながらも、一定数の理解者がいるはずです。アドバイスをしたり、さりげなくフォローしたり、っていう面倒見のいい第2視点の人が出てきます。

しかし、もう何年もその仕事をやっているのにそういう状態だとすると、次のような状態が考えられます。

① やりたくないからやらない、他の誰かがやるだろう=責任感の欠如

② 新しいことをしたくない、変えたくない=現状維持、成長への抵抗

③ 注意力、判断力が足りない=集中力の欠如

④ 脳の発達にかかわること

④については、「大人の発達障害」のグレーゾーンの可能性がある、ということです。簡単に判断できるものではありませんが、もし、その可能性があると感じたら、専門機関に相談してください。発達障害の方は、円滑に「コミュニケーション」をとったり、「ミス・抜け漏れ」なく作業をしたりすることに他の人よりも難しさを感じます。努力が足りないわけではなく、むしろ真面目で表裏がない。しかし、結果が伴わないため「努力が足りない」「怠け癖がある」などと勘違いされやすいんですね。つまり、①~③だと思われがち。本人もそのことに気づいておらず、苦しんでいることもあります。

一方、あきらかに④ではなくて、①~③に当てはまる場合についてはどうすればいいのでしょう?

仕事のできない人をなんとかするのは難しい

上司であれ部下であれ同僚であれ、仕事のできない人には困ったものです。できたらつきあいたくない、というのが本音ですよね。とはいえ「仕事だから無視できない」という場合もあるでしょう。

結論から言うと、「そういう人とは一定の距離を置くしかない」です。

業務上の関わりで、最低限必要なコミュニケーションだけをする、と割り切ることが一番です。

「自分が我慢すればいい」「自分がフォローすればいい」「相手が変わるべきだ」「なんとかしなければいけない」といった考えは、自分を苦しめるだけで、実際のところ、相手は1mmも変わりません。むしろ、どんどんエスカレートします。

当然と言えば当然のことですが、それができないという人もたくさんいます。第2視点や第3視点の人は、それぞれの理由で、難しく感じてしまうのも事実です。

状況をなんとかしようとして「なぜできないのか?」「どうしてそうなるのか?」という原因を考え始めると、泥沼にはまります。見つからない答えを延々と探すことになります。

しかし「なぜ?どうして?」という疑問は、なかなか消えませんよね。その答えが分かるだけでも、気分が楽になりませんか?

仕事ができないと感じるたったひとつの原因

「仕事ができない人」が仕事ができない原因、それはその人が「第1視点」にいるからです。第1視点というのは「その人本人の視点」、つまり「その人の基準がすべての基準」になる視点です。

第1視点は、感覚的、体感的な視点で、自分が絶対的な存在です。時間の捉え方の特徴としては「今」。過去や未来にはあまり目が向きません。

つまり、これが悪い方向に出ると「1,段取り・要領が悪く」「2,コミュニケーション力が低く」「3,自分の考えやに固執する・自分勝手」になって当然なのです。

時間的には「今」しかありませんから、目についたことから手当たり次第やることになります。全体を俯瞰的に見ることのできる第3視点から言わせると、「なぜそこから手を付ける、どう考えたったて、こっちからやったほうが効率がいいだろう」とイラッとします。

また、自分の感覚や体感、つまり「気分」で物事をインプットしますから、そこには言葉が必要ありません。よって、アウトプットするときに、言葉にするのが苦手で、感情を丸出しにします。第2視点から言わせると、「気分にムラがあってほんと振り回される、疲れる」となります。

第1視点は自分しかいません。自分の価値観が全てで、それが基準です。その基準に合わせて動くことが正義です。他人を理解しようと努める第2視点から言わせれば「他の人と合わせればいいのに」とモヤモヤするし、合理的な第3視点から言わせれば「もっといい方法はいくらでもあるのに」と呆れてしまうことでしょう。

「ああ、あの人は第1視点が強いからねえ(そしてそれが悪い方向に出ているからねえ)」と思えば、諦めもつきやすくなりますし、同時に「最低限のコミュニケーション」を図ることもできるようになります。

もしあなたがそういう人に「積極的に関わらなければならない」立場だとしたら、 責任感の欠如や成長への抵抗、集中力の欠如といったものにアプローチしていかなければなりません。このときも、相手が「第1視点」であることがわかっていれば、ぐっと楽にそれができます。

まとめ

【「仕事のできない人」とは?】
「1,段取り・要領が悪い」
「2,コミュニケーション力が低い」
「3,自分の考えやに固執する・自分勝手」

【原因】
「第1視点」の悪い面が出てしまっている

【対処法】
「一定の距離を置き、最低限のコミュニケーション」をとる。もし、積極的に関わらなければいけない立場だったり、どうしても自分がなんとかしてあげたいと思う場合は、「第1視点」を理解し、それに対処できるだけのマインドやスキルと身につける必要がある。そうでないと、自分がだけが体力的にも精神的にもやられてしまうことになりかねない。

田代 真理
Mari Coaching Room 代表
メンタルコーチ。コーチ歴15年、手帳歴18年。「3つの視点」にフォーカスした自分と周囲を変革するための独自メソッド1on1プログラム「3つの視点コーチング™」と手帳を使ったセルフコーチング・自作テンプレート「大人が整うノート」を提供中です。
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