「この人やっぱり苦手…」
「この人はどうしても好きになれない」
「苦手な人」や「嫌いな人」、あなたにはいますか?
できるだけ関わりたくないと思っていても、仕事関係など、どうしても避けられない場面もありますよね。
そんな人達とは、トラブルを起こさず、自分の気持ちを乱されないように、毎日を過ごしたいもの。
今回は「苦手な人との付き合い方」について解説していきます。
苦手な人との付き合い方、具体的な方法4つ
では、さっそく苦手な人と付き合うための具体的な方法を4つご紹介します。
1,距離を置く
2,自分のことに集中する
3,ポジティブに見て、利用する
4,教師にする
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
1,距離を置く
まずは、とにかくできるだけ「関わらない」つまり「距離を置く」ようにすることです。
こういう事を書くと「それは問題から逃げているだけでは…」と感じるかもしれませんが、嫌いな人の顔を見ることや、声を聞くことはそれだけでストレスになります。
ストレスを感じると、人は冷静な判断ができなくなり、間違った選択をしがちです。
ですので、できるだけその機会を減らすことは、とても大切なこと。
距離を置いて、その間に、客観的に関係性を見つめ直せばいいのです。
「この人、苦手だな……」と思いながらも、「仕事だから」「あとあと気まずいから」と、ランチや飲み会に一緒に行っていたり、下手をすると愚痴を聞いていたりしている、ということはありませんか?
仕事上、必要なことなら仕方ありませんが、一度それが「本当に」必要なことなのか見直してみましょう。
あなた自身がストレスにやられてしまっては、仕事もなにもあったものではありません。
もし、どうしてもそれが避けられないのなら、1対1にならないようにする、隣に座らないなど、実際に物理的な距離を取るようにします。
面と向かって話す時間を減らし、文章で済むやり取りは文章を使いましょう。
会話も、業務上必要な報告や「おはようございます」や「お疲れ様でした」の最低限の挨拶をすれば、それで仕事は回るはずです。
他には、その人以外の(できたらその人を苦手だと思っている)人達と話したり、一緒に行動する回数を増やしてもいいでしょう。
自分の視界に相手を入れないようにするのと同時に、相手の視界に自分が入らないように行動しましょう。
いきなり、すべてを変えることは難しいでしょうし、相手も不審に思うかもしれませんので、徐々に距離を置く行動をしていくと良いでしょう。
2,自分のことに集中する
どれだけ距離を置いても、苦手な人を目の前にすれば、どうしても感情的になりやすくなります。
感情に振り回されてしまうようなら、仕事にしろプライベートにしろ「どうして私はここにいるのか」つまり、そこにいる「目的」に注目してみましょう。
仕事なら「仕事をする」、プライベートなら「楽しむ」ことが目的かもしれません。
その目的を叶えるために、その嫌いな人物は今、必要なのでしょうか?
必要でないならば、必要でないもののために、あなたの大切な時間や体力や気力を使うことになんの意味もありません。
さっさとその人やその場に見切りをつけて、より自分の目的に近づく方法を模索したほうがずっと有意義でしょう。
もし必要ならば、その相手が必要な理由は何なのでしょうか。
それは、他の人や、方法で間に合うものではないのでしょうか。
それにかかる時間や労力に見合うだけのリターンがあるのでしょうか。
もし、コミュニケーションを取らなければならないなら、その理由は何か、どの程度のコミュニケーションが必要なのでしょうか。
自分が納得のいくまで、考えてみましょう。
そして、コミュニケーションを取るにしても「きっと分かってくれるはず」という甘い期待はしないことです。
自分が相手を苦手に思っていると、コミュニケーションは基本、うまくいきません。
感情を挟むことなく、淡々と「情報伝達」ができれば上々、くらいの気持ちでいましょう。
3,ポジティブに見て、利用する
一度「嫌い」と思ったら、どんどん嫌いになっていく、それが人間です。
人間の感情は加速する傾向にあります。
ひとつ嫌いな部分を見つけると、芋づる式に嫌な部分や苦手な部分ばかりに目が言ってしまいがちです。
つまり、相手を「ネガティブ」にしか捉えられなくなるということ。
なので、その流れを食い止めるためにも、無理にでも相手をポジティブに見てみましょう。
例えば、相手の嫌なところをポジティブな言葉に置き換えてみるのです。
「やることなすこといい加減」なら「目標や予定におおらか」などと言えるかもしれません。
自分で思いつかないときは、その人を嫌っていなさそうな人に「あの人のいいところって何?」と聞いてみるのも一つの手です。
しかし、この段階ではまだ嫌悪感のほうが強いでしょう。
なので、ここからがポイントです。
「目標や予定におおらか」ということが、利用できないか?自分のメリットにつながらないか、を考えてみるのです。
上司のやることに穴があるなら、そこを代わりにやることで、周りの信頼を獲得したり、評価を上げることができるかもしれません。
あるいは、その上司になにかしらの恩を売ることもできるかもしれません。
このように、相手の嫌な部分も、捉え方一つで、自分のプラスにすることもできます。
4,教師にする
「特に理由はないけれど、なぜか嫌い……」という相手もいるかもしれません。
「嫌いだけど、訳あって付き合わなければならない」という相手もいるでしょう。
原因がよく分からないけれど嫌い、生理的に受け付けない、家族だからどうしても離れることができない、などというのは、つらいですよね。
こうした場合は、相手の何に嫌悪感を持っているのかを突き詰める機会だと考えてみましょう。
そこに、自分の弱点や苦手な部分が隠されていたり、自分の大切にしている考えや思いが見つかるかもしれません。
例えば、自分が人前で話すことが苦手な人は、いつも人前でウジウジしている人をみると、イライラする事があります。
これは、自分の弱点や苦手な部分を、あたかも見せつけられているように感じるからです。
「いつも偉そうに人の話に割り込んでくる」人が苦手、というなら、あなたは「謙虚な姿勢で人の話を最後まで聴くことが大切」と思っているのかもしれません。
どこに行っても、環境を変えても同じような人が現れる、というのは、もしかすると、あなたに大切な何かを気づかせるための天の采配かもしれません。
苦手な人すべてがそうではありませんが、時間と余裕があれば、苦手な人を教師にして、じっくり自分に向き合ってみることをおすすめします。
自分の「苦手な人」のタイプを知っておくのも大切
世の中にはいろいろな人がいて当然です。
なので、全員を同じように好きになるのは土台無理な話です。
ですが「できるだけ苦手な人は作りたくない」と思う人もいるでしょう。
ですので、嫌いな人との付き合い方を身につけておくのと同時に「自分がどんな人が苦手になりやすいのか」を知っておくと、人付き合いが楽になり、対策も練りやすくなります。
「どうもこの人は苦手なタイプそうだぞ…」といち早く察知できれば、距離を置くなり、準備をするなり選択できますよね。
自分の傾向がわかれば、それを治すことも可能です。
ここでは、3つの視点を基軸に、それぞれの視点がどんな人が苦手に感じやすいのかをタイプ分けしていきます。

第1視点が強い場合
第1視点が強い場合、人は自分の感情が最優先され、自分が「気分がいい、悪い」ということにとても敏感になります。
よって、第1視点が強く出ている場面や、第1視点が強い人は「そのときの自分の気分を害する人」が苦手になりやすいです。
平たくいうと「自分の思い通りにならない」ことをしてくる人や状況が嫌いです。
「自分の言う事にいちいちケチをつける人」「細かく指図してくる人」「自分を評価しない人」「何を考えているかよくわからない人」「自分を押さえつけようとしてくる人」「自分を馬鹿にする人」など、自分のやり方やあり方、考え方を否定されている、と感じる人に、嫌悪感を覚えます。
第2視点が強い場合
第2視点が強い場合、人は目の前の相手の感情や、人とのつながりを重要視します。
よって、第2視点が強く出ている場面や、第2視点が強い人は「人を大切にしない人」が苦手になりやすいです。
「人を傷つけるようなことを平気で言う人」「人の輪を乱す人」「自己主張の強い人」「自分勝手な人」「情に疎く冷たい人」など、直接、または間接的に、他人のことを考えていないようなことをしていると感じる人に、嫌悪感を覚えます。
第3視点が強い場合
第3視点が強いとき、人は、ルールや社会常識、数字などの客観的事実、効率や機能性、本質、といったことを基準に考えます。
それゆえ、第3視点が強く出ている場面や、第3視点が強い人は「無駄なことをしているのに気が付かない人」が苦手です。
「勉強しない人」「ルールを守れない人」「時間や締切を守れない人」「論理的に考えられない人」「感情に流されやすい人」「考えが浅い、甘い人」など、自律心や社会性の乏しい人を苦手に感じ、嫌悪感を覚えます。
視点は、時と場合、対する人によって変化します。
ご自分や、周りの人の場合にも、参考になさってください。
もし、似たような人ばかり嫌いになってしまう、という場合は、自分の視点に問題があるのかもしれません。
3つの視点のバランスが整うと、苦手な人、嫌いな人が減る、というよりも、そもそも気にならなくなりますよ。
まとめ
苦手な人との付き合い方は
1,まずはとにかく距離を物理的にも精神的にもとる
2,自分第一。感情的にならず、冷静に自分がそこにいる「目的」を考えてみる
3,相手の苦手な部分をポジティブに見直して利用する
4,教師にしてじっくり自分と向き合う機会と捉える
具体的な付き合い方を身につけると同時に、自分がどんな視点を持っていて、どんな人を苦手に感じやすいのかも知っておきましょう。
さらに、3つの視点を整えれば、苦手な人、嫌いな人が減る、というよりも、そもそも気にならなくなります。
ストレスでどうにもならなくなる前に、ぜひ、実践してみてください。