行動を変えたければ、行動にフォーカスしてはいけない?結果を出すためには〇〇にフォーカスしよう。

「ダイエットをしたい」

「コミュニケーションをもっと上手にとりたい」

「仕事ができるようになりたい」

と、なりたい自分になるために具体的な行動を起こしたこと、誰でも一度はありますよね。

でも、それと同時にそれまでの習慣や行動を変えることの難しさも、一度は経験しているはずです。

今までの行動を変化させようとして挑戦しても、なかなか結果が出ない、そんなときは原因があります。

それは「行動」だけを変えようと躍起になっていることです。

「行動」を変えるには「行動」にフォーカスしてはいけないのです。

「行動を変えるのに行動にフォーカスしないってどういうこと?」

ってなりますよね。

今回は、行動を変えるために、いちばん大切なことについて解説します。

目次

「行動」ではなく「感情」にフォーカスする

結論から言うと、行動を変えるためには行動ではなく「感情」にフォーカスする必要があります。

「ダイエットしたい」と思って、「毎日ジョギングするぞ!」と決めても、雨が降ったり予定が入ったり、なかなか行動できないこともあります。

ここで、行動にフォーカスしていると、「ジョギングできなかった」→「ジョギングだからダメなんじゃ?」→「じゃあ、今度はヨガ!」といろんな方法を試してみては、失敗を繰り返してしまうこともあります。

方法を変えてうまくいけば問題ありませんが、そうでない場合は「感情」にフォーカスしてみてください。

と言われても、よくわからないと思いますので、なぜ「感情」にフォーカスすればいいのか、どうやってすればいいのかを、ひとつずつ説明していきます。

どうして人は行動を変えようとするのか?

そもそもどうして「行動」を変える必要があるのでしょうか?

私達の人生は「行動」の結果が積み重なったものでできています。

「行動」の積み重ねは「習慣」です。

朝何時に起きるとか、何を好んで食べるとか、学校や会社に行ってどんなことをするとか、誰とどう時間を過ごすとか。

そして「習慣」の寄せ集めが「人生」です。

この習慣が大きく変わったときを「人生の節目」なんていったりします。

つまり、

「行動」→「習慣」→「人生」

という流れがある、ということです。

これらは、感覚的に分かっていることなので、改めて考えるまでもないかもしれません。

だからこそ、今よりももっといい人生を送りたい、変えたいと思ったときに「行動」を変えようとするんですよね。

すべての行動には「動機」がある

では、人が行動をする、ということはどんなことなのでしょうか。

そして、人のすべての行動には「動機=それをやる理由」があります。

とはいえ、その理由すべてを意識しているかというと、そうではありません。

例を上げてみましょう。

「のどが渇いたから、飲み物を飲む」

この場合は分かりやすいですね。

「のどが渇いた」が動機で「飲む」が行動です。

では、これはどうでしょうか。

「髪がのびたから、髪を切る」

「髪がのびた」が動機で「髪を切る」が行動…でしょうか。

実はこの「髪がのびた」は動機ではありません。

髪がのびたのは、動機ではなく「きっかけ」です。

きっかけ→行動?

では、なにが「動機」なのか、ちょっと考えてみましょう。

本当の動機は何?

「動機」とは行動を起こす理由、です。

世の中には、髪がのびて、髪を切ることのできる状態にあっても、髪を切らない人もいるでしょう。

もし、髪がのびた、ということが、行動の理由であるのなら「のどが渇いたからなにか飲む」といったように、すべての人が髪を切るはずです。

なので、動機は他にありそうです。

「髪がのびて、みっともない(はずかしい)から、髪を切る」

「髪がのびて、うっとおしい(イライラする)から、髪を切る」

という理由も出てきそうですね。

みっともない(はずかしい)、うっとおしい(イライラする)、というのは「感情や考え」です。

人は、外からの「きっかけ」によって、なにかしらの「感情や考え」が生まれます。

そして、その感情や考えの結果として「行動」が生まれるのです。

きっかけ→感情→行動

感情をうまく扱うと行動をコントロールできる

はじめの話に戻りましょう。

「行動」を変えるには、「行動」にフォーカスするのではなく、「動機」=「感情」にフォーカスします。

感情をコントロールすれば、行動もコントロールできる、ということです。

感情をうまく扱うことは、行動を変化させる上で、有効な手段の一つです。

ダイエットのために、運動や食事制限をしようと思ってもなかなかそれができないときは、結局のところ「感情」がついていっていないことが多いのです。

行動に対して「めんどくさい」とか「お菓子が食べたい」などの、感情が自分の中に芽生えてしまっている。

その感情が「行動しない」という「行動」を生みます。

「運動をするという自分との約束」(きっかけ)→「めんどくさい」(感情)→「やらない」(行動)

これも、感覚として分かることだと思います。

「やらない」行動は「やらない」習慣を作り、結局「行動できなかった」という結果が残り、ますます行動できなくなっていくのです。

感情を変える簡単な方法

「感情」を変えることにフォーカスするための、その最も簡単な方法をひとつ、ご紹介します。

例えば、ダイエットなら

「運動がめんどくさい」とか「お菓子が食べたい」なら、ダイエットを成功した自分を想像するのです。

「新しい服を買って、それを着たときの自分」でもいいし「やせたね、かわいくなったね」と言われる自分」でもいい。

できる限り具体的に、それこそ「感情」が動くまでやります。

イメージの力というのは、馬鹿になりません。

眼の前のつらさを乗り越えた後に得られる「プラスの感情」を自分の中に呼び起こすとできるようになったりします。

「感情」を考えてみるメリット

ですが、これはわりと小手先感のある方法だと私は思います。

素直にできる人や状況に制限があるというか。

「何のためにするか」という目的と「何をすればいいか」という手段が明確な場合は、この方法はおすすめです。

視点でいうと、第1視点が得意とする方法ですね。

実際は「そんなに簡単に感情のコントロールができれば苦労しないよ」というかたがほとんどだと感じています。

とはいえ、自分の「行動」が一体どのような「感情」から生まれているのか、ということを、しっかりと考える機会は少ないはずです。

「きっかけ」と「行動」は、目に見えて分かりやすいですが、その間の「感情」は、本人すらしっかりと意識できていないものです。

この「感情」にフォーカスして、考えたり、書き出して見るだけでも、頭が整理されたり、メタ認知能力が向上したりするので、興味のある方はやってみてください。

感情がよくわからない、コントロールできないときは?

行動を変えるためには行動にフォーカスするのではなく、動機である「感情」にフォーカスする、ということを解説してきました。

自分が眼の前のことに対して、どんな感情を持っているのかということを、改めて考えてみることは、行動を変化させやすいだけでなく、頭が整理されたりメタ認知能力が向上するメリットもあります。

「自分の感情がよく分からない」「感情は分かったが、コントロールできない」といった場合は、実はもう一段階、深いところにある「価値観」や「視点」というものが関わってきますので、興味のある方はこちらも読んでみてくださいね。

田代 真理
Mari Coaching Room 代表
メンタルコーチ。コーチ歴15年、手帳歴18年。「3つの視点」にフォーカスした自分と周囲を変革するための独自メソッド1on1プログラム「3つの視点コーチング™」と手帳を使ったセルフコーチング・自作テンプレート「大人が整うノート」を提供中です。
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