手帳とシールだけで「休み下手」を卒業できる「ご自愛Day」の作り方

「上手に時間管理をしたくて手帳を使い始めたのに、なぜかどんどん予定が入ってしまって、ますます時間がなくなってしまっている気がしてしまっている…」

時間管理を目的として手帳を使っていると、こんな問題にぶち当たってしまう人が少なくありません。忙しい日々の中で、自分の時間を確保できていないと感じてしまう、そんな日が続くと、からだも心も疲弊してしまいます。

今回は、手帳をシールだけで、自分の時間を確保する方法をご紹介します。

目次

この方法が向いている人

こんな人におすすめ
  • 休みなのに休んだ気がしない人
  • 休日をダラダラ過ごすと罪悪感がある人
  • 予定がないと不安になる人
  • 時間管理を計画的にするのに疲れている人
  • スキマ時間を埋めたくなる人
  • メリハリのあるライフスタイルにしたい人

「ご自愛Day」を取り入れてみよう

時間管理をするには、自分がどのように時間を使っているかを考える必要があります。そして、時間の使い方を変えてみたり、「スキマ時間」を見つけることで、時間を生み出し、有効に活用していくのです。

しかし、この方法を突き詰めていくと「スキマ時間は悪!」「予定がないと不安になる…」のような、ちょっと極端な思考に陥ってしまうことがあります。特に、真面目で責任感が強かったり、自分に厳しかったりするタイプ(第3視点)の人に多いです。

そうすると「自分が楽しくしあわせになるために手帳を使い始めたのに、なんか疲れる…」といった当初の目的とは真逆のことが起こってしまいます。

そうならないためにも「ご自愛day」を取り入れましょう。

「ご自愛Day」とは「なにもせず自分を大切にする日」です。

「なにもしない」というと「何もしてはいけない日、ひたすらじっと休む日」と思ってしまう人もいると思いますが、そういった人は「予定をひとつも入れずに、自分を最優先に考える日」だと思ってください。仕事はもちろん、プライベートの約束やタスク、そういったすべての「予定や計画」から自分を開放して、その時々の自分の感覚や感情や、目の前の出来事に忠実に動く日です。

「休みなのに休んだ気がしない」という人は「頭が休まっていない」のが原因です。どこかで仕事のことを考え続けていたり、気になる問題を引きずったままでいます。「休日をダラダラ過ごすことに罪悪感がある」人も同じです。頭や心のどこかで「〇〇しなければいけないのに」「〇〇であるべきなのに」と自分を追い詰めています。

「何もしないことをする」と意識できるようになると、そういった頭の状態を切り替えることがだんだんとできるようになっていき「働くときは働き、休むときは休む」というメリハリのとれた生活ができます。

「ご自愛Day」を設定するメリット

「ご自愛Day」を意識的に設定することで、より充実した生活を送れるようになります。

1,からだと心のリフレッシュできる:

「ご自愛Day」は、からだと心をリフレッシュさせるための貴重な時間です。仕事や家事に追われる日々の中で、自分自身をケアする時間を持つことで、ストレスや疲れが軽減され、心身の健康を維持することができます。

2,創造性やアイデアが湧いてくる

「ご自愛Day」は、創造性やアイデアが湧きやすい状態です。リラックスした状態で過ごすことで、新しい視点やアプローチが生まれやすくなり、日常の問題に対する解決策や新しいアイデアが生まれます。本当の自分の気持ちに気づき、前向きな気持ちになることができます。

3,集中力や生産性が上がって仕事や家事がスムーズになる

「ご自愛Day」に十分な休息を取ることで、集中力や生産性が向上します。リフレッシュされた状態で仕事や家事に取り組むことで、効率的に作業を進めることができ、ストレスなくスムーズにタスクをこなすことができます。

用意するもの

マンスリー手帳やカレンダー

自分が普段予定管理に使う手帳やカレンダーを用意します。手帳はマンスリーページがおすすめです。とりあえずやってみたいときは、こちらを使ってみてください。

2024年のマンスリーもあります。

お気に入りのシール

見るだけでワクワク気持ちが上がるような、お気に入りのシールを用意します。大きさは、1日の枠内にちょうど収まる程度がおすすめです。今回は、100均で購入したネコのシールを使いました。

「ご自愛Day」の設定方法

「ご自愛Day」を設定するのは、とっても簡単、たった2ステップです。

1,「ご自愛Day」を決める

最低でも、1ヶ月に1日は「ご自愛day」を設定しましょう。1日も取れない!という人は、半日や3時間を細かく入れても大丈夫です。ご家族の予定に振り回されがちな人は、ご家族の協力を得ることも大切です。

2,「ご自愛Day」にお気に入りのシールを貼る

予定を書き込めないように、シールを貼ります。手帳を開く度に、気分があがるように、文字や絵を書いたり、デコったりしても。

「ご自愛Day」の過ごし方

「ご自愛Day」を設定したら、あとは以下のことに気をつけて当日を過ごしましょう。慣れないうちは「こんなことでいいんだろうか」「自分を甘やかし過ぎじゃないだろうか」と不安になるかもしれませんが、そういった人ほど、普段がんばり過ぎている人です。未来の自分のための投資だと思って、続けてみてください。

1,「ご自愛Day」は自分自身のための特別な日

「ご自愛Day」は自分自身のための特別な日です。自分を最優先に考え、自分を甘やかしましょう。あらかじめ決めたことではなく、その時、本当に自分がしたいこと、こうありたいと思っていることに注目しましょう。そしてそれが、どうしたら実現できるのかを考えましょう。

2,「ご自愛Day」は、いきあたりばったりで

基本的にご自愛Dayは「なにもしないことをする日」です。何もしないとは「行動を起こさない」ということではありません。「計画してそれを遂行達成しようとしないこと」です。感情や感覚、直感を基準にいきあたりばったりで行動しましょう。ダラダラしてしまって罪悪感を覚える人は「ダラダラすること」を意識的にやってみましょう。

ひたすら眠る、ストレッチをする、音楽を聞く、積読本を読んでみる、気になっていた料理を作ってみる、徹底的に掃除をする、ペットと心ゆくまで遊ぶ、家族と一緒にゆっくり過ごす、気になっていたカフェに出かける、普段は行かないような場所に行ってみる、ドライブをする、マッサージを受ける、映画をみる…なんでもかまいません。自分のからだとこころが満たされることをやりましょう。もし、やっている途中で嫌になったら、やめて違うことをしていいのです。うまくいかないことがあっても、それを楽しみましょう。すべては「計画しないこと」です。

3,「ご自愛Day」は立派な「予定」

もしこの日に誰かから誘われて、予定が入りそうになった場合は「もう予定がある」と言って断りましょう。「ご自愛Day」は立派な予定です。特に、人に振り回されがちな(第2視点)の人は、これが言えるようになるだけでも、心が軽くなるはずです。

「ご自愛Day」を設定することで、からだと心のリフレッシュが図れ、創造性や生産性が高まります。忙しい日々の中で、自分自身を大切にする時間を持つことを大切にしましょう。

上手な休み方をもっと知りたい人は


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田代 真理
Mari Coaching Room 代表
メンタルコーチ。コーチ歴17年、手帳歴20年。「3つの視点」にフォーカスした自分と周囲を変革するための独自メソッド『3つの視点コーチング™』で、個人セッション、講座、法人社外コーチとして活動。手帳を使ったセルフコーチング・自作テンプレート『大人が整うノート』を提供中。
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