「理想の1日」を実現する、はじめの一歩の手帳の使い方

新年度も1ヶ月近く経ち、新しい環境に少しずつ馴染んできた人も多いのではないでしょうか。1日や1週間の流れが分かってきて、頭も心も落ち着きを取り戻してくると、やるべきことや、やりたいことが見えてきます。

今回は「理想の1日や1週間」を実現するために、手帳を使ったはじめの一歩を踏み出す方法をお伝えします。

目次

この方法が向いている人

こんな人におすすめ
  • 理想の暮らしを実現したい人
  • 新しい生活パターンを定着させたい人
  • やる気が出ずダラダラしてしまう人
  • 頭の中を整理したい人
  • 余裕や落ち着きを取り戻したい人

この方法のメリット

「理想の1日や1週間」を実現するためには、手帳に「理想の1日/1週間」を書きだすことから始めます。「理想の1日/1週間」を書くのは次のようなメリットがあります。

1,自分の理想がはっきりする

「毎日同じことの繰り返し」「やるべきことに追われてしまっている」「やる気が出ず物事が進まない」。頭では分かっていても、それを変えるのはむずかしいものです。かといって「やりたいことも特に思いつかない」という場合もあります。そういうときは「どういう1日/1週間を過ごせたら満足なのか」を考えることで自分の理想がはっきりします。

2,やりたいこととやるべきことのバランスがとれる

理想の1日/1週間を書くことは、自分がやりたいこと、やってみたいことを考えることです。どうしたら、やるべきことを消化しながら、やりたいことをやれるようになるか、時間軸で考えることで自然と道筋が見えてきます。

3,頭の中が整理され行動しやすくなる

仕事の内容が変わったり、環境や生活リズムが変わると、今までの時間の過ごし方が合わなくなることがあります。そういったときは、これからどう1日/1週間を過ごすのかを考えることで、頭の中が整理されて、行動しやすくなります。

4,気持ちが前向きになる

理想の1日/1週間を書き出すと、普段は頭の片隅に追いやられていたことが明確になります。それによって、本当にやりたかったことを思い出したり、なにをすればいいのかが分かるようになり気持ちが前向きになったり、やる気がでます。

まずは「理想の休日」から

はじめて「理想の1日/1週間」を書くときは、まずは「理想の休日の1日の過ごし方」から始めると書きやすいでしょう。朝起きてから夜眠るまで、どんなふうに過ごせたら、最高の休日と言えるのか考えてみてください。

慣れてきたら「仕事のある日の1日の過ごし方」にチャレンジしてみてください。仕事の内容によっては、曜日ごとでやることが決まっていることもあると思いますので、そういった場合は「理想の1週間の過ごし方」を考えると書きやすいでしょう。

「理想の1日/1週間」の書き方とポイント

では「理想の1日/1週間」を書いていきます。

①バーチカルを用意します

バーチカルとは横に日付、縦に1日の時間軸が書いてあるものです。 今回は『デイリープランナー(WORK)【A5】』を使用して、理想の休日1日分を書きました。1週間分を書きたい場合は「週間バーチカル」がおすすめです。

②理想の1日を書いていきます

以下のことに注意しましょう。

起床時間と就寝時間に線を引く
まずは理想の起床時間と就寝時間を書き込みましょう。その間を埋めていきます。

「具体的に」過ごし方を想像する
朝起きてまずは何をするか、どんなふうに時間を過ごしたら、自分が一番満足するかを想像しながら書いていきます。「何をするか」だけではなく「どんなふうに過ごしているのか」できるだけ詳しく想像して書くと効果的です。いきなり書くのが難しい場合は、別の紙などにとりあえずやりたいことをまとめて書いておくと書きやすくなります。ウィッシュリストやバケットリスト、やりたいことリストを書いている人はそちらを参考にするのもおすすめです。

今よりも早起きがしたいなら、理想の起床時間に線を引きましょう。それから何をしたいですか?具体的にイメージしてみてください。

例)
・朝の光を浴びながらゆっくりストレッチ、体のすみずみまで酸素が行き渡っている感じ
・コーヒーを丁寧にドリップして香りと味を楽しむ
・気分の上がる音楽を聴きながら朝食の準備、バターとはちみつがかかったホットケーキと目玉焼き、サラダ、カフェオレ
・お気に入りのウェアを着て犬の散歩、途中で出会う人達と笑顔で挨拶している

具体的に想像できればできるほど、実現化しやすくなるので、ぜひ書いてみてください。無理やりバーチカルの枠に収める必要はありません。他の空いている部分に書くとよいでしょう。イラストで書いておくのも素敵ですね。自分の無理のない範囲でやってみましょう。

ここがポイント

①「やるべきこと」は書かない
「理想の1日/1週間」は「予定」ではありません。ですので日々のやるべきことを書く必要はありません。もちろん実際は家事などやらなければいけないことはありますが、ここではそれはいったん脇に置いておきましょう。

②「できないこと」でもいい
実際に今の自分ができるかできないかは関係ありません。自分がワクワクできること、心の底から楽しいと感じるもの、やったらきっといい気分になること、そういったことで1日を埋めていきます。

③「行動記録」と合わせて使うとGood
理想の1日や1週間が出来上がったら、できることから少しずつ、実際の生活に入れていきましょう。いきなりすべてをやることはできませんし、その必要もありません。よりスピーディーに効果的に理想に近づきたいときは、「行動記録」を合わせてやっていくのがおすすめです。

「理想の1日/1週間」を書くと、自然と理想に近い行動ができるようになることも少なくありません。時間を取って、ゆっくりとリラックスしながら、楽しんで書いてみてください。


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田代 真理
Mari Coaching Room 代表
メンタルコーチ。コーチ歴17年、手帳歴20年。「3つの視点」にフォーカスした自分と周囲を変革するための独自メソッド『3つの視点コーチング™』で、個人セッション、講座、法人社外コーチとして活動。手帳を使ったセルフコーチング・自作テンプレート『大人が整うノート』を提供中。
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