「ウィッシュリスト」で夢を実現する。上手に書くための9つのポイント

この記事はこんな人にオススメ
  • 毎日がなんか楽しくない
  • 自分に自信が持てない
  • なんか自分のことが好きじゃない
  • 忙しすぎて自分のことはいつも後回し
  • ウィッシュリストを書いたことがない
  • もっと充実したウィッシュリストが書きたい

テレビやインターネットの情報を見て「行ってみたい」「やってみたい」と思うこと、ありますよね。とはいえ、いつかやりたいと思いつつ、日常に忙殺されて、なかなか実現していない、そんなこともよくあります。

今回は、やりたいことがやれるようになって、自分のことが好きになる「ウィッシュリストの書き方」をご紹介します。

目次

「ウィッシュリスト」ってなに?

「ウィッシュリスト」とは、自分の願い(Wish)を書き出したものです。願いとは、自分が「こうしたい」「ああしたい」と思うことすべて、のことになります。

「〇〇を実現したい」「〇〇へ行ってみたい」「〇〇をしてみたい」「〇〇に興味がある」「〇〇が楽しそう」「〇〇できたらいいな」など、思いの強弱に関係なく、自分の望みを、思いつくまま、とにかくたくさん書き出していきます。

仕事のことでも、プライベートのことでも、範囲も限定しません。

それが実際に実現可能か、ということも関係ありません。

とにかく、それを思ったときに、自分の中に「前向きなエネルギーが生まれること」を書き出していくことで、自分の本来の気持ちに気がついたり、人生を楽しむためのエネルギーを生み出すきっかけを作っていくことができます。

やりたいことがやれない理由

「いつかやりたいな」「時間ができたらやろう」と漠然と思っていることは、たいがい実現しません。なぜなら、日々の忙しさに紛れて忘れてしまったり、後回しにしがちだからです。

でも、本当はそういったことこそが、あなたの暮らしや人生を楽しく豊かにするものだったりします。

やるべきこと、やらなければいけないことを一生懸命やることは、とても素晴らしいことですが、体と同じように、心や頭も栄養や休息が必要です。責任感や義務感ばかりで行動していると、視点が固まってしまい、自分をすり減らしてしまったり、感情が動かなくなってしまうこともあります。

ウィッシュリストを作ることは、心や頭に栄養と休養をもらたし、自分らしく、しなやかな心を取り戻すのに、とても有効なのです。

こんなことで何も変わらない、と思うかもしれませんが、書いてみるとそれだけでも、ワクワクしたり、心が満たされた感じになります。

頭の中で考えているだけよりも、実際に書き出す方が効果的なので、ぜひ楽しんでやってみてください。

「ウィッシュリスト」の基本的な書き方

では、さっそく「ウィッシュリスト」を書いてみましょう。

用意するもの
  • 紙 1枚 (コピー用紙でもノートでもメモ用紙でもなんでも可)
  • ペン 1本

「できたらきれいにウィッシュリストを作ってみたい」という方に、A4サイズの無料テンプレートを用意しました。下記リンクから無料でダウンロードできますので、データをダウンロード後、プリントアウトしてご利用ください。

私が実際に使っているA5サイズのものもあります。こちらもダウンロードできます。

ウィッシュリストの作り方

紙とペンが用意できたら、実際にリストを書き込んでいきましょう。

ウィッシュリストの作り方
STEP
1から100までの通し番号をふる

ウィッシュリストは、まずは100個を目標に書き出してみます。100個書き出すことで、自分のほんとうの気持ちや感情に気づきやすくなります。

STEP
タイマーを設定する

時間を区切って集中して書き出すことで、よりリストが書きやすくなります。

STEP
自分の願いをとにかく書き出す

なんでもいいので、とにかく手を動かしましょう。手を動かすことで、アイデアが出やすくなります。

ウィッシュリストが書けない…上手に書くためのポイント9つ

これで勢いよくたくさん書ける、という方はそのままやってください。でも「思いつかない、そんなに書けない…」と、手が止まってしまう人の方が多いと思います。

コーチングセッションでは、ここで私がいろいろな質問を挟みつつ、リストを作っていってもらいます。

ここでは実際のコーチングセッションの質問をもとに、ウィッシュリストが書きやすくなる「上手に書くためのポイント9つ」をご紹介します。

① リラックスして集中できる環境で、時間を決めて書く

ウィッシュリストは「自分と会話する、向き合うことが必要になります。それにはある程度、集中することが必要なので、そのために、まずは時間を決めてやってみてください。20分くらいまでが目安です。

また、自分がリラックスして、集中できる環境を作るとよいでしょう。スマホの電源を切る、カフェに行くなどして、邪魔が入らない環境を予め用意しておきましょう。

② 「できる・できない」「する・しない」で考えない

人は無意識のうちに、考えに制限をかけています。

例えば

「お金がない」
「時間がない」
「才能がない」
「私らしくない」
「誰かになにか言われそう」
「効率が悪い」
「やっても意味がない」
「普通はやらない」
といったようなことです。

特に普段から「やるべきこと」ばかりに気が向いていると、自分に制限をかけることが多くなっています。リストを書く手が止まってしまったら、そうやって書くことをためらっているものがないか、考えてみてください。

リストは書き出すことが目的です。書いたからといって実現しなければならない、ということではありませんので、気軽に楽しく遊んでみましょう。

③ 小さく、軽く、具体的に

「世界旅行」や「年収1千万円」といったことを書くのも素敵ですが、今日明日ですぐに実現する、というものではありません。

もちろんそういったことを書くのは素晴らしいことなので、どんどんやっていただきたいのですが、大きな夢や目標ばかりを書こうとすると、手が止まってしまいます。

大きな夢や目標が出てきたら、それを具体的にしてみましょう。世界旅行に行きたいなら、場所や季節、誰とどんな内容の旅をしたいのか、そんなことをひとつひとつ書いていってみてください。

また、心の底からどうしてもやりたい!ということでなくてもいいのです。「なんか気になるんだよね」「ちょっとだけ試してみてもいいかも」なんて軽い気持ちのものでもOKです。

そういった小さくて軽くて、具体的なことをたくさん書いてみましょう。

④ 「行動」だけでなく「状態」も書く

「旅行に行きたい」「新しくできたカフェで新作スイーツを食べたい」など、行動ばかりにフォーカスしがちですが、「状態」にもフォーカスしてみましょう。

「人に優しくありたい」「自分に自信を持っている」など「なりたい自分」について考えてみるのです。

理想の自分の姿や、具体的に理想とする人物のことを思い描くと書きやすくなります。

⑤カテゴリーごとに考える

「仕事」「家庭」「勉強」「お金」「健康」「人間関係」など、それぞれのカテゴリーでやりたいこと、なりたい自分、理想の姿を考えてみましょう。

仕事でどんな成果をあげたいのか、家族とどんなことがしたいのか、習い事をするならどんなものがいいのか?お金がどのくらいあったらうれしいか。健康のためにしたいこと、どんな人間関係が理想なのか、など考えてみてください。

⑥「昔」を思い出してみる

子供の頃や学生時代に、夢中になったこと、今はやっていないけれども、昔やっていたこと、そんなことはありませんか?

「本を読むのが好きだったけど、最近読んでないなあ」「好きなアーティストの追っかけしてたなあ」など、今でもやりたいことがあるかも知れません。

もしくは、そのこと自体はもう卒業していたとしても、そこになにか別の行動や状態につながるヒントがあるかもしれません。

⑦ 外から情報を取り入れてみる

インターネットやSNS、本、雑誌を見る、街を歩くなど、外から情報を取り入れてみるのも一つの手です。

自分の中にないことは、いくら探しても出てきません。自分が普段からよく接する情報よりも、それ以外に目を向けることで、新しい発見をしやすくなります。

⑧ インタビューしてみる

家族や友人などに、やりたいことやなりたい姿を聞いてみると、思いもよらなかった答えが出てくることがあります。

それが触媒となって、自分の気持ちに気づくこともよくあります。

そこからコミュニケーションが始まったり、一緒に行動したりもできますね。

⑨「やりたくないこと」をひっくり返す

それでも、やりたいことが分からない、という場合は「やりたくないこと、なりたくない自分」を書き出し、それをひっくり返してみましょう。

「無趣味な自分が嫌」なら「趣味を見つける」や「趣味のある自分」という具合です。

ウィッシュリストが書けたら…効果的な使い方

ウィッシュリストが書けても、それをしまい込んでしまっては効果は半減してしまいます。ウィッシュリストは思いついたときに書き込み、眺めることで、最大限の効果を発揮します。

ウィッシュリストは、頭の中を「見える化」したものです。自己認知が深まり、さらにそれをながめることで、セルフイメージを上書きできるようになります。

ひとことでいうと「自分を大切にする」ことができるようになるのです。

眺めていると、自分の「傾向」が見えてきます。

繰り返し出てくるワードやカテゴリーが、今のあなたに一番必要なことです。それを叶えてあげる、つまり「行動して実現してあげる」ことは、自分をさらに大切にできるということ。

また、ワクワクしたり前向きな気持ちになることで、実際に「行動する」エネルギーがわいてきます。リストの項目には優先順位をつけて、どんどん願いを叶えてあげていってください。

できたことには、マークをつけたり、シールを貼ったりすると、達成感も味わえて楽しくなりますよ。「ヒントを見てやってみたけどうまくいかなかった」ときは、こちらもどうぞ。

まとめ

「ウィッシュリスト」とは、自分の願い(Wish)を書き出したものです。頭の中を「見える化」することで、自己認知が深まり、さらにそれをながめることで、セルフイメージを上書きできるようになります。

自分を大切にするために、ぜひ「ウィッシュリスト」を作ってみてくださいね。

田代 真理
Mari Coaching Room 代表
メンタルコーチ。コーチ歴17年、手帳歴20年。「3つの視点」にフォーカスした自分と周囲を変革するための独自メソッド『3つの視点コーチング™』で、個人セッション、講座、法人社外コーチとして活動。手帳を使ったセルフコーチング・自作テンプレート『大人が整うノート』を提供中。
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