種類がありすぎて、自分にはどんな手帳があうのか、どんな手帳を選べばいいのかわかりません。
人の意見やネットの口コミなども参考にするけれど、いつも手帳選びに失敗してしまいます。
いちばん大切なのはその手帳が「自分のお気に入りになるか」だニャ。
見つからなければ、ムリに買う必要はないニャ。
手帳売り場やインターネットをみると、ありとあらゆる形式の手帳が、ごまんと見つかります。
色も大きさもフォーマットもそれぞれちがうけれど、なにがどう違うのかよくわからない。
ここから自分が使いやすいものを選ぶって…。
あれこれ見たり選んだりするのは楽しいですが、同時にとてもむずかしいことですよね。
結局よくわからなくなって「えいや!」と買ったみたものの、使えなくて後悔する、というのは、もはや手帳あるあるです。
毎年、年末に手帳売り場に行って、雰囲気に流されて、使えもしない手帳を使える気になって、買っちゃうんですよね。
手帳選びに失敗シないコツは「イメージと実際の差を埋めること」ニャ。
手帳を選ぶには、前提として「こういう具合に手帳を使うから、こういう形で、こういう中身の手帳がほしい」というイメージが固まっている必要があります。
でも、あまり使ったことのない人にとっては、それがイメージできないから困るわけです。
そうなると誰かが使っている様子や口コミ、自分の印象で決めるしかない、ということになります。
大きさや見た目は選ぶのは、まだできます。
でも中身にいたっては「これは一体どう使うんだろう」みたいなものもあるわけです。
それで結局、見慣れたカレンダー方式の手帳を選んでしまったり、なんとなくよさそうと感じたフォーマット(書式)を選ぶことになっちゃうんです。
使ったことがないからイメージできなくて、イメージできないから選べなくて、選べないから使えないって、イタチごっこなんじゃ…。
どこかでそのサイクルを断ち切る必要があるニャ。
「その5」までを見ていただいたかたは、もうすでに分かっていらっしゃると思うのですが、手帳は「あなたの頭の中身、もうひとりのあなた」です。
あなたの頭の使い方や生活に合っていれば、なんの問題もないのですが、どうしても使いにくい、使えないフォーマットの場合だってあるわけですよね。
フォーマットありきで、使い方を決めていくという方法もあります。
でも、それがうまくいかなかったとき、おそらくその手帳は、ほぼ新品のまま年末を迎えることになるでしょう。
使い方がある程度決まってくるまでは、いろいろな手帳やフォーマットを使ってみるしかありません。
えー。そんなのめんどくさい。それに、そのたびに手帳を買わないといけないの?
当たりを引くまでは、もっと気楽に考えるニャ。
手帳が続かない、あまり使えないというかたにおすすめなのは「とにかくお気に入り」をつくることです。
おもわず手にとってしまって、見て触って「なんかいいなあ」と思える手帳なら、自然と開く回数も増えます。
開いて「この手帳やっぱり好き」と思うだけでいいんです。
そのまま閉じてもいい。
でも、開けば「なんか書いてみるか」という気持ちになる確率が高まりますよね。
だから、ペンとかも「なんかすき」「使いやすい」「これでなんか書きたい」と感じるものを選んでください。
手帳もペンも、高級なものでなくていいのです。
むしろ、手頃な値段のほうが、後々買い換えるときに気が楽かもしれません。
中身を取り替えることのできるシステム手帳もあります。
手帳のフォーマットを無料でダウンロードできたりもします。
とにかく頭で考えた
「これが最良の選択である」より
「(使えるかわかんないけど)なんかこれ好き」
と感覚や感情で納得できるものにしてください。
そんなにテキトーな感じでいいの?
どうせ書かないなら、しまい込んでしまわないものがいいニャ。書き出すきっかけをたくさんつくることが大切ニャ。
そして、できたら手帳を開く「場所」も決めてください。
決めたらそこを「お気に入りの場所」になるように、きれいにしたり使い勝手をよくします。
そして、そのお気に入りの場所に、お気に入りの手帳と、お気に入りのペンをセットして置いておく。
自分の生活の中に「手帳を触る時間」というのを少しずつなじませていく感じです。
「ああ、そこに気に入ったものがあるな」と視覚に入るだけでちょっと気分いいですよね。
最初はそのくらいから始めればいいんです。
それが馴染んできたらちょこっとずつ書いてみる。
試行錯誤してみる。
書いてみると自分が使いたい手帳というのが見えてきます。
そのころには、はじめの「お気に入り」の手帳は、合わないものになっているかもしれません。
「ここがこうだったらいいのに」「これが使いにくい」そうなったらしめたもの。
もっと「お気に入り」のものを自然と探すようになっているはずです。
そうやって、手帳があなたの生活の一部となって、質のよい時間を過ごせるようになるのです。
- 手帳を選ぶには事前にイメージが固まっていることが必要
- どうしても使いにくい、使えないフォーマット(書式)もある
- 「とにかくお気に入り」をつくること
- 「なんかこれ好き」と感情で納得できるものを選ぶ
- 手帳の他にもペンや場所などもお気に入りをつくる
すきなものはすき、きらいなものはきらい。
ゴハンにおやつ、おもちゃにベッド。
お気に入りのものだけにかこまれるのが最高ニャ!