ネコに教わるしあわせ手帳心得7カ条 その6

手帳初心者さん

種類がありすぎて、自分にはどんな手帳があうのか、どんな手帳を選べばいいのかわかりません。
人の意見やネットの口コミなども参考にするけれど、いつも手帳選びに失敗してしまいます。

ネコ先生

いちばん大切なのはその手帳が「自分のお気に入りになるか」だニャ。
見つからなければ、ムリに買う必要はないニャ。


手帳売り場やインターネットをみると、ありとあらゆる形式の手帳が、ごまんと見つかります。

色も大きさもフォーマットもそれぞれちがうけれど、なにがどう違うのかよくわからない。
ここから自分が使いやすいものを選ぶって…。

あれこれ見たり選んだりするのは楽しいですが、同時にとてもむずかしいことですよね。

結局よくわからなくなって「えいや!」と買ったみたものの、使えなくて後悔する、というのは、もはや手帳あるあるです。

手帳初心者さん

毎年、年末に手帳売り場に行って、雰囲気に流されて、使えもしない手帳を使える気になって、買っちゃうんですよね。

ネコ先生

手帳選びに失敗シないコツは「イメージと実際の差を埋めること」ニャ。

手帳を選ぶには、前提として「こういう具合に手帳を使うから、こういう形で、こういう中身の手帳がほしい」というイメージが固まっている必要があります。

でも、あまり使ったことのない人にとっては、それがイメージできないから困るわけです。

そうなると誰かが使っている様子や口コミ、自分の印象で決めるしかない、ということになります。

大きさや見た目は選ぶのは、まだできます。

でも中身にいたっては「これは一体どう使うんだろう」みたいなものもあるわけです。

それで結局、見慣れたカレンダー方式の手帳を選んでしまったり、なんとなくよさそうと感じたフォーマット(書式)を選ぶことになっちゃうんです。

手帳初心者さん

使ったことがないからイメージできなくて、イメージできないから選べなくて、選べないから使えないって、イタチごっこなんじゃ…。

ネコ先生

どこかでそのサイクルを断ち切る必要があるニャ。

「その5」までを見ていただいたかたは、もうすでに分かっていらっしゃると思うのですが、手帳は「あなたの頭の中身、もうひとりのあなた」です。

あなたの頭の使い方や生活に合っていれば、なんの問題もないのですが、どうしても使いにくい、使えないフォーマットの場合だってあるわけですよね。

フォーマットありきで、使い方を決めていくという方法もあります。

でも、それがうまくいかなかったとき、おそらくその手帳は、ほぼ新品のまま年末を迎えることになるでしょう。

使い方がある程度決まってくるまでは、いろいろな手帳やフォーマットを使ってみるしかありません。

手帳初心者さん

えー。そんなのめんどくさい。それに、そのたびに手帳を買わないといけないの?

ネコ先生

当たりを引くまでは、もっと気楽に考えるニャ。

手帳が続かない、あまり使えないというかたにおすすめなのは「とにかくお気に入り」をつくることです。

おもわず手にとってしまって、見て触って「なんかいいなあ」と思える手帳なら、自然と開く回数も増えます。

開いて「この手帳やっぱり好き」と思うだけでいいんです。

そのまま閉じてもいい。

でも、開けば「なんか書いてみるか」という気持ちになる確率が高まりますよね。

だから、ペンとかも「なんかすき」「使いやすい」「これでなんか書きたい」と感じるものを選んでください。

手帳もペンも、高級なものでなくていいのです。

むしろ、手頃な値段のほうが、後々買い換えるときに気が楽かもしれません。

中身を取り替えることのできるシステム手帳もあります。
手帳のフォーマットを無料でダウンロードできたりもします。

とにかく頭で考えた
「これが最良の選択である」より
「(使えるかわかんないけど)なんかこれ好き」
感覚や感情で納得できるものにしてください。

手帳初心者さん

そんなにテキトーな感じでいいの?

ネコ先生

どうせ書かないなら、しまい込んでしまわないものがいいニャ。書き出すきっかけをたくさんつくることが大切ニャ。


そして、できたら手帳を開く「場所」も決めてください。

決めたらそこを「お気に入りの場所」になるように、きれいにしたり使い勝手をよくします。

そして、そのお気に入りの場所に、お気に入りの手帳と、お気に入りのペンをセットして置いておく。

自分の生活の中に「手帳を触る時間」というのを少しずつなじませていく感じです。

「ああ、そこに気に入ったものがあるな」と視覚に入るだけでちょっと気分いいですよね。

最初はそのくらいから始めればいいんです。

それが馴染んできたらちょこっとずつ書いてみる。
試行錯誤してみる。

書いてみると自分が使いたい手帳というのが見えてきます。

そのころには、はじめの「お気に入り」の手帳は、合わないものになっているかもしれません。

「ここがこうだったらいいのに」「これが使いにくい」そうなったらしめたもの。

もっと「お気に入り」のものを自然と探すようになっているはずです。

そうやって、手帳があなたの生活の一部となって、質のよい時間を過ごせるようになるのです。

まとめ
  • 手帳を選ぶには事前にイメージが固まっていることが必要
  • どうしても使いにくい、使えないフォーマット(書式)もある
  • 「とにかくお気に入り」をつくること
  • 「なんかこれ好き」と感情で納得できるものを選ぶ
  • 手帳の他にもペンや場所などもお気に入りをつくる
ネコ先生

すきなものはすき、きらいなものはきらい。
ゴハンにおやつ、おもちゃにベッド。
お気に入りのものだけにかこまれるのが最高ニャ!