私、手帳を買っても、いつも最初の2、3ヶ月でだんだん書かなくなってしまいます。
最初は張り切って書くんですけど、結局、大部分が白紙のまま。
せっかく買ったのに、もったいないなって…。
三日坊主、とまでは言わないですけど、私には手帳、使いこなすのはムリなんじゃないかと思います。
手帳は無理して続けるものでも、使いこなそうとして使うものでもニャい。
はじめは「三日坊主でいい」「手帳は続かないもの」と思うくらいでちょうどいいのニャ。
「最初はやる気があって、毎日いっぱい書く。
でも、そのうちだんだん書かなくなって、結局途中でやめちゃう。
結局、続かない…。」
もし、これを読んでいるあなたが、実際に体験済みだったり、すこしでもそう思ったことがあるのなら、そもそもどうして「手帳は続けなければいけない」と思っているのかちょっと考えてみてください。
手帳が1年単位で作られているから。
使わないともったいないから。
続けるとなんかいいことがありそうだから。
手帳を使っている人は、毎日書いているから。
たしかにそうかもしれません。
でも、それって誰かが決めたことでもなければ、あなたが決めたことですらないと思うんです。
あなたが「ただなんとなく」そう思っているに過ぎないなんてこと、ないでしょうか。
そしてもっと問題なのは「続けられない」ことを「よくないこと」と、自分で思い込んでしまっていないか、ということなんです。
確かに「続けられないことは良くないこと」っていつの間にか思ってました。
でも「継続は力なり」とも言うし…。
もちろん、続けることでいいことはあるニャ。でも、ここで大切なのは「続けられない自分を責めてしまっていないか、できない自分をだめだと思ってしまっていないか」ということニャ。
あなたにも続けていることは、必ずあるはずです。
例えば、歯磨きやお風呂、毎日の家事、ルーティンの仕事。
そういった生活の一連の動作の中に、組み込まれているものは、特に意識していなくても続いているものです。
こういったものに対しては
「やらないとしかたない」
「なんやかんや自分のため」
「好きだから」
「なんか安心する」
「ないと落ち着かない」
ことばは何でも良いのですが、続けていることに対して「それが必要だ」とあなた自身がどこかで感じているはずです。
どんなことも、なにかしらのメリットを感じていないと、ひとは続けることはできません。
続いていることというのは、「続けよう」としているものではなく「必要だから、結果として、続いてしまっている」ものなのです。
確かに、通勤電車の中でスマホを見ちゃうのは、毎日やってるなあ。
それは「毎日スマホを見続けよう」と思ってやっているんじゃないニャ。
例えていうなら、包丁を使おうと思うのではなく、料理をするのに包丁が必要だから使う、そんな感じです。
手帳はあくまで「道具」です。
料理の包丁です。
包丁を使わずにできる料理もありますし、料理をもっといい出来にしたいなら、道具にもこだわる、その程度のものです。
手帳を使っている人というのは、その人なりの「使う理由・メリット・目的」がはっきりしています。
そして、手帳よりもいい感じでその「目的」を果たせるものがないから、手帳を使っているのです。
手帳を使う目的かあ。ちゃんと考えたことなかった。
手帳を使うことが、自分の「いいこと」につながればいいのニャ!
予定を管理したいから手帳を使う、というだけなら、他にスマホなどのいい道具がたくさんあります。
本当は、時間を気にするのが嫌なのに、タイムマネジメントだけをしようとしても、なかなかできません。
文章を書くのに、そもそも苦手意識があるのに、日記をつけようとするものつらいでしょう。
「手帳を使う」ことが楽しいというならいいですが「使うこと」が目的になってしまうと、メリットより「義務感」というデメリットが出てきてしまいます。
続けることで上手になることは確かにありますが、それよりもまず、自分にとっての手帳の必要性を実感することが大切です。
なんとなく「書かなきゃ!手帳使わなきゃ!」って思っちゃって、それがツラかったんだんだ…。
楽しんでやれるのが一番ニャ。
どんな手帳を使うかだとか、どんな方法で書き込むだとか、どんな内容を書くだとか、そこだけ真似ても、自分が必要だと心から感じなければ、手帳は続かないのです。
だから「自分なりの手帳の使い方」がある程度決まるまでは、手帳は続かないものだとはじめから考えておけばいいです。
1日できなかったからといって「ああ、続かなかった、やめちゃえ」じゃなくて「また今日から始めればいいや」と考えてみてください。
これをやってみたり、あれを試してみたり、変な話「三日坊主を続ける」みたいな感覚でいるといいんじゃないでしょうか。
三日坊主を続けるw
三日坊主バンザイニャ。
そうしているうちに「あ、これはなんか自分に必要そうだぞ」というものが見つかります。
それが手帳以外のもので、間に合う場合もあるでしょう。
もしかしたら見つからないかもしれない。
そうなったら「やっぱり自分、手帳いらないわ」でいいんじゃないかと思います。
使いやすい道具はひとそれぞれ。
見ているだけでは、道具の良し悪しはわかりません。
とにかく自分で試してみないと。
まずは、はじめてみましょう。
そして、三日坊主を繰り返して、自分にあった使い方を見つけましょう。
実はそれが、三日坊主を卒業する近道なのです。
- 手帳はあくまで「道具」にすぎない
- 手帳は「必要だから続いてしまっている」もの
- 自分にとっての手帳の必要性を実感することが大切
- 手帳は続かないものだとはじめから考えておく
- 三日坊主を繰り返して、いろいろ試す
ネコはコロコロ気分が変わるし飽きっぽいニャ。
でも毛づくろいは毎日してるニャよ。