毎日3秒!カレンダーに〇〇を書くだけで人生の満足度が上がる

連休明けは、なんとなく身体の調子が悪かったり、集中力が落ちたり、やる気が出なかったりすることありますよね。特にこの時期は、環境の変化が想像以上にストレスになっていたりします。自分でも気が付かないうちに、疲れてしまっている人も少なくありません。

環境の変化だけでなく、人間関係の悩みや、目標の喪失、理想と現実のギャップなど、ストレスの原因はさまざま。深刻な状況になる前に、手を打ちたいものですね。

今回は、そんな状況にできるだけ自分を追い込まないようにするために、とても手軽で簡単に、人生の満足度をぐんと上げるカレンダーの使い方をお伝えします。

目次

この方法が向いている人

こんな人におすすめ
  • 落ち込んだり不安になったりしやすい人
  • 真面目で頑張りすぎる傾向がある人
  • 責任感が強い人
  • 自分の気持ちを抑えがちな人
  • 毎日をもっと楽しみたい人

毎日の満足度を測ってみよう

満足感や幸福感というのは「状態」であって「行動」ではありません。ですので、その「状態」に自分が気づく(認知する)ことができなければ、他人から見たらどんなに幸せな状況であっても、本人は満足感や幸福感を得られません。逆に言うと、どんな立場や環境であっても「自分は満足している、幸福である」ということを認識できる人は、満足度や幸福度が高いと言えます。

しかし、人間はネガティブな物事に気を取られがちで、それは生物としてどうしようもないことです。それに対して積極的に対処しなければ、自然とネガティブな方向に物事は流れていきます。

満足感や幸福感というのは形がなく、自分の中でもぼんやりとしているものです。それゆえ、認識するにはちょっとしたコツがいります。それが「毎日に点数をつける」ことです。

点数をつけるというと、マイナスなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、ここでは「評価をする」という意味ではありません。自分がどのくらいその日に「満足していたか」を可視化するための方法です。

満足度を数値化することによって、ぼんやりとしていた満足感や幸福感を認識しやすくなります。認識するだけでも毎日の満足度はぐんと上昇します。そして、それを続けることによって、人生そのものの満足感や幸福感も上がっていくのです。

この方法のメリット

1,自分の感情を客観視できる

感情や感覚、頭の中で考えていることは、ときに実際よりも大きく捉えがちです。毎日の満足度を点数として表すことで、自分を客観的に見ることができるようになります。

2,自分の価値観に気づける

はじめはなんとなくでも、続けていくうちに、自分がどんなことを軸に物事を判断しているのか、つまり自分がどんな価値観を持っているのかが見えてきます。

3,ストレスに強くなる

気持ちを可視化し、価値観が分かると、それに基づいて行動を選択できるようになります。すると、むやみに頑張ったり、周囲に流されたりすることなくなり、ストレスを感じにくくなります。また、ネガティブな気持ちになっても、その対処ができるようになります。

4,自己肯定感が上がる

今日の点数をつけると、自分にとっての幸せとはなにか?を考えるきっかけになります。そして、「自分が満足するように」行動をするようになってきます。そのため、日々の満足度が上がり、自己肯定感が上がってくるので、さらに幸せな気持ちが継続するようになります。

「今日の点数」の書き方とポイント

では「今日の点数」を書いていきます。

①月間ブロックとペンを用紙します

月間ブロックとは、いわゆるカレンダー形式の書式です。 今回は『2024年Q2(4月~6月)マンスリーブロック【A5】』の5月分を使用しました。手帳のこのページや、壁かけカレンダー、卓上カレンダー予定を管理している人も多いと思いますが、枠の隅にでも、書くスペースがちょっとでもあればOKです。

②その日1日を振り返って「今日の満足度」を点数で書きます

10点満点、100点満点、5段階評価など、自分が点数をつけやすい方法を選んでください。点数をつけるときは「なんとなく8点」や「直感で68点」といった感じで大丈夫です。

③どうしてその点数なのか理由を考えてみます

余裕があれば書いておくと、後で見返したときに参考になります。

例)10点満点で点数化

4/29 9点 友達と久しぶりにカフェや買い物ができた

4/30 6点 予定が急に変更。でもなんとかなった

5/1 7点 天気が良くて家の掃除がはかどった

5/2 3点 やり忘れていた仕事が発覚。対応に追われる

5/3 4点 今までの疲れが一気に出た。1日ダラダラ

5/4 9点 家族とお出かけできた

④まずは1ヶ月続けてみましょう

よく見るスケジュール帳や目に入るカレンダーを使うと、忘れにくく続けやすくなります。

ここがポイント

①端的に書く 

記録を取り続けることが大切なので、端的に書きましょう。点数だけ書ければまずはOKです。

②素早く書く

点数をつけるときにあれこれ迷ってもあまり意味がありません。あくまで「感覚的」「直感的」に。頭で考えず、自分の気持ちに率直に向き合う練習になります。

③理由は印象に残っていることを書く

1日の間にはいろいろなことがあったと思いますが、一番初めに思いついたことや、印象に残っていることを理由としてください。1日のすべての行動を振り返る必要はありません

④1ヶ月後に見直す

1ヶ月経ったら、点数や理由を見直してみましょう。自分はどんな点数をどんな理由でつけているのか、傾向のようなものが分かったり、その他にも気づきがたくさんあるはずです。

今日の点数をつけることで自分の感情や気持ちを客観視し、ストレスに強く、自己肯定感も高まります。とても手軽な方法なので、ぜひ、今日の点数をつけて、自分自身の満足度や幸福感を可視化し、より充実した日々を送ってみてください。


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田代 真理
Mari Coaching Room 代表
メンタルコーチ。コーチ歴16年、手帳歴19年。「3つの視点」にフォーカスした自分と周囲を変革するための独自メソッド『3つの視点コーチング™』で、個人セッション、講座、法人社外コーチとして活動。手帳を使ったセルフコーチング・自作テンプレート『大人が整うノート』を提供中。
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