
セッションや講座を修了されたクライアントの方々にご協力いただき、インタビューをさせていただいております。
3つの視点コーチング™個別セッションを受けられたN.Yさん(40代女性・フリーライター)の場合
すごく大嫌いな自分から、自分を好きな自分になった。自分をグラフにしたら、パーっと上がったっていうか。
ーコーチングを受ける前の状況や状態を教えてください。
去年がね、本当に力が入りまくってたんです。 正直なところ、挫折したというか、はじめてうまくいかない事ってあるんだなって思っていました。それまでとにかく仕事人間で、喜びとか達成感とか成長とか、そういうものをすべて仕事で追い求めていて。
コーチングを受ける前に手掛けていた仕事が達成できたところまでは、なんだかんだ上り調子で来てたんだと思うんですが、なんでしょうね…「自分はこんなに頑張ってるのにうまくいかない」っていう…。相手と噛み合わなかったりとか、予定していた仕事がなくなったりとか。普通に歩いてた道のはずが、急にスーパーマリオみたく前からカメが来て、ファイアーが回っている…、そういう感じでしたね。
半年くらい前にあった、本当いちばん「もう嫌だ!」となった時のことを、今でもすごく覚えてるんです。仕事が重なっていたのですが、片方の仕事がのびてしまい、もうひとつの方からは叱られて。私のせいじゃないのに。船橋の駅前で「このやろう!」「まだ家に帰りたくない…」「仕事もやりたくない…」って、もんもんとしてたら、さらに悪いことに、雨も降ってきて。閉店間際の21時半ぐらいに、ずぶ濡れで、近くのラーメン屋に入って、そこで餃子とラーメンと生ビールジョッキ頼んで。そしたら店員さんに「これサービスね、頑張って」って言われて。その時、涙がブワッと出てきて「なんでこんなことやってんだろう…」「こうやって人って終わっていくんだな、何もかも嫌、うまくいかない」と思った。
折れ線グラフで言うと「私、今めっちゃどん底」みたいな。50歳になるっていうのすごく意識していたから「このまま落ちていくのではなく、早くどうにかしなきゃ、どうしようどうしよう」と焦ってました。
自分が招いていたことでもあるんですけど、とにかく周りの人にも振り回されていて、でもそういう愚痴を「聞いて」と誰にも言えなくて。
あと、元々手帳をつけるのが嫌いじゃなかったんですけど…。分刻みっていうんですか、バーチカルを使って、空いた時間に予定を入れ込むとか、とにかく「空いている時間は悪」というイメージがあって、隙間なく、プライベートの時間もほぼないように仕事を入れていました。もっとフル回転のスケジューリングをしたくて、「この正月読むぞー」っていう本を5冊ぐらい買うのが習慣なんですけど、そのとき、タスクに分けて、5分ごとやればできるみたいな『時間管理塾』みたいなのを買って、以前だったら「よし!この手帳を書き込んで、何時から何時まで…」とかやれたんですけど、それもしんどくなっちゃってて…。
やりたいことリストとかも、ちょっとやってみようとは思ったんだけど、何を書けばいいのか分からない。「やらねばならぬリスト」になっちゃう。もう「どうしたらいいんだろう、なんなんだろう」と。
ーコーチングを受けようと思った理由やその時の気持ちを教えて下さい。
はじめは自分でなんとか、立て直しというか、自分を持ち上げることをやってみようと思ったんです。ノートを書いてみようか、はたまたちょっと、本を読んでみようか、と思ったんですけど。
どうにもこうにもそんなレベルじゃないな、という落胆と恐怖がありました。「このまま落ちていくのか私。もうなんか何もかも嫌、自分も好きじゃない」みたいな。
で、どなたかの力を借りたいと思ったんです。そのときに「真理先生がいた!」思ったんですよね。
真理先生にノートの書き方をやっていただいた時に「あっ、へええ!コーチング!」っていうのがあったんですよ。「なんて素晴らしいシステムを!」というか、「うまく言えないですけど、誰かが伴走をしてくれるんだ!」みたいな。
あと、周りがやたら占いに行くんですよ。「占いか?」とも思ったんですけど「何か嫌なこと言われたら嫌だな」と思って…。そこで、真理先生のコーチングを受けてみたいかもと思いました。
そうですねえ、真理先生の信頼度もやっぱり大きかったですよ。なんか、いつもしなやかですよね、ほんと真理先生って。私は実は、直接お会いしたことがなく、メールやオンライン画面のみだったのですが、それでもさわやかで、なんだか話を自分からしてしまうオーラを感じていました。
ーコーチングのセッションで印象に残っていることはありますか。
どの回も(印象に残っている)かな…(笑)。「コーチング受けたいんですけど」って連絡したのも、結構、勢いだったんですけど。そしたら「始める前に1回ご説明(オリエンテーションセッション)を」というご提案をいただけたのも、ありがたかったですね。旅行に行く前のオリエンテーション的な時間、はたまた、運動する前の準備運動的な時間。そこで、コーチングとは、真理先生がされているコーチングの特徴も、まずはかみ砕いていただき理解できました。
「すごく大きな船に乗らせていただける」というか「本当にこの方に頼っていいんだ、何でも絶対言おう」と思いましたし、そのスイッチを1回入れてからのスタートが、ありがたかったですね。
真理先生が愚痴でもなんでも「うんうん」って聞いてくれたのが、本当にありがたかったです。セッションが終わってから、涙が出てきたことがあります。「 私、悪くないんだ」って。
1回目のワークは、すっとそちらの世界に行けたと言うか…簡単にいうと、分かりやすかったです。思考をフル回転させずに、本当にそのとき、思ったことを言えた、言っていいというのが、まずスタートでした。その1(視点)と2(視点)と3(視点)という真理先生のメソッドが、数字だったことが逆にパッと分かりやすかったです。すぐにその位置にいけるというか。視点のお話がありつつも、自分のことも考えるという感じだったので毎回良かったです。
4回目のセッションはちょっと大変でした。大変というか、何でしょうね…自分の価値観を自分で書き出してみて、写メに撮って送る時に「あ、こうやって考えるんだ」「ええ、そんなこと自分書いたんだ…」みたいな 。
今振り返ると、「そう(第3視点が強い状態)だったんだね、私」って、ほんと思いますね。
ーセッションを受けて、手に入れたことや、解決できたことありますか。
趣味。まずは趣味。好きなことに触れる時間。何よりもそれだと思います。好きなことだけをやる時間、好きなことで過ごす時間。好きなことに触れる、好きなこと共に生きてる自分を手に入れましたね。
というのも、この間、同年代の仲良しのママ友さんと会ったんですけど、「分かるよー」っていうこと言うんですよ。その彼女もフルタイムで働いてて「なんかさ、仕事終わってからとか、土日とか、子供達もご飯いらない、旦那もお友達と釣りとかいってさ、なんかつまんないと思って。私って趣味とか、何もないんだよね。仕事の準備とかしてるんだけど、(Tさんは)何してる?」って言われたんですね。
「いや、めっちゃ楽しんでるよ」とは、さすがに言えなかったんですけど、でも「めっちゃ分かる!」って。私もそういう思考だった。ちょっと前の自分みたいでした。
ー前は趣味や、そういう時間がなかった?
あったっちゃあ、あったと思うんですけど。何て言うのかな「忙しいライターの隙間に、こんな事やっちゃってて、私ってすごいじゃん」みたいな感じ。楽しんでるというわけじゃない。結果的に「ケーキなんて作るんじゃなかった…」「仕事に影響しちゃった…」みたいなのもあったし。ちょこちょこ遊んだり、好きなカフェ行ったりとかやってたんだけど、「点」だったと思います。ただ単にそれをスポットで差し込んでたというか。今は「この時間、絶対確保」ですね。
そうそう、あと、前は、自己紹介したときは「ライターやってます」だったんですけど、「今、家庭菜園めっちゃハマってて!」って感じになりました。そっちが先に来るようになった。
自分を表すものって「ライター」が一番いいし、周りもそれでいいし、自分もそれじゃんって思ってたけど、今は「全然、そんなの関係ねぇじゃん」って。
ー肩書きじゃない?
はい。「家庭菜園?育ててるんだ」ってそれがどうした?みたいな時も多いんですが(笑)。「かわいいね」って言ってくれる人は10人に1人ぐらいですけど、私にとっては、育つ野菜がかわいくて。うん、ライターだけじゃない、もうひとつの自分を手に入れました。
何か他のことやるっていうのは、ずっと積み上げてきた、ピラミッドのようなものを降りなきゃいけないことだと思ってたけど、このままの位置で、他のところを見たらいいじゃんっていう感じでしたね。
あとねえ、もうひとつ。痩せたの。5kg。
ーえ!5Kg?
コーチングを受ける前、人生最大体重だったんですよ。今思い起こすとストレスが原因。お酒も毎日飲んで、コンビニパトロールも行ってた。元々、貧血を持っていて、定期的に薬をもらいに内科に通ってるんですが、その時に「貧血もだけど、中性脂肪かなりきてるよ、 このままだと死ぬよ、50歳になるでしょ」って言われて。
その時、病院の先生が「だからって全部、やめないでね。女の人って、一気にやめて、すぐ戻るじゃない。週に1回は飲むぞ、ぐらいの方がいいよ」って、いい塩梅のこと言ってくれて。それも真理先生とのセッション期間中のことで「あ、この先生の言うこと聞いてみよう」と、自然と思えたんですよね。で、その通りにやってみようって。不思議なもので数字に出ると「あれ、いけるんじゃねえ」って。今5kg減ですね。
ーダイエットしてたわけじゃないですよね?
してたわけじゃないですね。ジムは登録してても、全然サボり魔だから、週に1回とか行けたらいい方。それを増やしたとかでは全くない。
ただ単に、食べない飲まないだけ。それがストレスだったわけでもないです。飲みたいと思えなくなってきた。やっぱり自分をいたわることができてなかったんですね。日曜日でも原稿を書いてる、みたいな、むやみやたらに仕事することがなくなったから、その(食べたり飲んだりする)時間がなくても、平気になったんです。
ー健康的になりましたね。他にも、セッションを受ける前と後で変化したことはありますか?
最後のセッションで、真理先生が「もうたぶん前のTさんには戻らない、というか戻れない」っていうことをおっしゃってたんですが、本当にそれを確信できています。
自分と対話できるというか、「ギャーッ」「うわー」となっても、「いやいや、大丈夫でしょ」とか「ああ、こうだったこうだった」とか「おっとっと」みたいな。 自分のことが一番嫌だった時みたいに、感情むき出しみたいなことには、まずならない自信があります。
ライターの仕事が最近ちょっと忙しくて、始まる前は「ああ、またライターの仕事かあ」って、ちょっと思ったんだけど、それはそれで進められました。「あ、もっと、こうやればいいんだ、「こうやっていけばいいんだ」って。
あとは「ちょっとやってみたいかも」「実はこれ、やるかやらないか、迷ってたかも」ということが、セッションうけて3日後、突然「ええい、全部やっちまえ」と思えたんです。セッションを受ける前から、なんとなくブックマークしていた、前の私だったら「どうしようかな、どうしようかな」と、結局、応募してなかったサイトに、意を決して、パーっと応募できたんですよ。そしたら、すぐ面接していただけて、インタビュー記事を月に2回やれることになったんです。
ーそれはおめでとうございます。夢の実現が早いですね。
ありがとうございます。面接でも今までは「何でもできます」とか「そんな、私なんて、まだまだです」とか、取り繕っちゃうところがあったんですね。でも、今回は「それは自信があります」とか「そこは、こだわりないですね」とか言えて。「納期はどのぐらい必要ですか」と聞かれて「翌日にでも」とか言っちゃうタイプだったけれど「1週間ほしいですね」とか。
なんかすごく、すっと自分を出せて。先方も「じゃあ、そうしましょう」ってなって「あ、なんだ(こんなに自分を出していいんだ)」っていうのもすごくありました。
それと、真理先生とのお話の中で、私のコアな部分に「お花」というのがあって。「お花に触れたい、お花が好き」っていうのが、転職したり、プロになりたいというわけじゃないんだけど、なんかないかなーと思って調べてみたんです。そしたら、お花に関係する派遣の会社があって、ちょっと話を聞いてみようかなって。 Web 面接で話をしていく中で、先方から「じゃあ、Tさんの場合はダブルワークで少し触れたいって感じですかね」って言ってくれて。「あ、あ、それです、それです。そうそう、ダブルワークやりたい」って納得できて。登録して、先日、初仕事してきたんです。すっごいドキマギしてたんですけど、自分の知らない世界に、ぽんっといってる自分に「すごいじゃん、私」と思えて。
前だったら、すごくいろんな意味を持ってしまいがちな対人関係とかも、ずいぶんさっぱりと人と付き合えるようになりました。充実した毎日を送っております。
ー充実してるのがよく分かります。対人関係というと具体的には?
これまた今日、ちょっと感じてたことなんですけど、家族に優しくなれました。前は、家の中で、むき出しの刃、みたいなときが多かったんです。夫に対しても「私こんなにやってんのに!」という言葉を平気で言ってました。「今日、原稿書かなきゃいけないから各自でコンビニ。以上!」っていう軍隊みたいな LINE 送ってて(笑)。「なんかしてあげるよ」ということじゃないんですけど、それすら言わなくっていいんだなと思って。
前は「こんな忙しいのに、お母さんもやんなきゃいけなくて、なんだ、旦那弁当だあ(怒)!?」みたいなのがあったんだけど、それに対して、いちいち感情的に「はあっ、できないんだけど!」とか、ならなくなりましたね。「別にできなかったら、できないで、いいんじゃないか」って。
それで、見てると「ご飯ないんだ」って、適当にみんな作ってる。旦那にいたっては、やたら美味しそうなもの作ってて(笑)「あれ?」っていう日があったんですよね。今日もなんかそんな感じがあって。「そうか、みんな自分で、できるんだよね」って。
私は必要なかったのか、という感情ではなくて、みんな自分でできるのに、私が勝手にできないと思い込んでいて、勝手に怒っていたんだなと。「食べたいときに食べたいんだよね、そうだよね、そうだよね」って。前は叩き起こして「ほらご飯できたら食べろ!」だったけど、それ以来、朝が早い日は「そっか、置いといて食べればいいし、ないんならやるんだよね」みたいな。
持っていたものを減らした感じ。レジ袋いっぱい持ってたものを、下ろしてみたら「なんだ、持たなくてもいいんだ」みたいな。前は力が入ってたというか、全部やらねばみたいな…。
ー相手のことも自分のことも、尊重できるようになったということですかね?
そうだと思います。尊重っていう言葉はまさに。
ー様々な変化を体験されたようですが、期待以上の変化や、思ってもみなかった変化はありますか?
部屋。前はリビングに、でんって、でっかい机があって、いつでも仕事できる体制でした。(机を)取っ払ってみたら、「自分で環境を作っちゃってたな」って、ちょっと思いました。仕事したくないっていってる割に、食事した後で、すぐ仕事できるようにしてんじゃんって。
あと、休日の過ごし方が大きく変わりました。前はバーチカルで、日曜日の朝4時から起きて、原稿書いて、ご飯食べて…ってやってたんですよ。今は、バーチカルを使わなくなって、マンスリーを使うようになりました。 バーチカルは、いかに隙間なく仕事をするかっていうためのものでした。「空いてるここ!」みたいな。やることを自分で増やしてた。忙しぶってたのかな。
あ、やめたこと、もうひとつあって。仕事が忙しかったことと、ここ最近はコロナもあって、買いに行くのがめんどくさい日用品をほとんど、長年 Amazon 定期便で頼んでたんですよ。洗剤や飲み物、何から何まで、月に1回同じものが届く。でも消費が追いつかない洗剤とかが、だぶついて、めっちゃ溜まっていくんですね。まあ、使うかもだし、変えるのもめんどくさいし、そのままになってた。
でも、時間ができたときに「はて、このジェルボール、なんでこんなにあるんだ?」って気づいて。「なくてもいいな、全部」って初めて思えた。かれこれ7年ぶりぐらいに(笑)。前はそれを修正する面倒くささもあったし、切れるのも嫌だったけど、今は「来ないなら来ないで、全然楽じゃん」みたいな。 今は来てません。7年分のジェルボールを粛々と消費しています(笑)。
ー断捨離が進みましたね(笑)。
すすみました。いろんな意味でね。
ーセッションをオススメしたい人はいますか?
そうですね…。Sさん。さっきのママ友(笑)。「私って何にもないじゃん」とか「私ってこういう人」と、自分で自分のことを認められない方。残念だなって思います。みんな魅力的なのに。
セッション受けた後に周りを見ると「この人が気持ちいいのって、自分を解放してるからだなあ」「自分にムチも打ってないし、制限もしてない。でも大事なものはあるんだね」っていうのが分かるようになったんです。
なんか「私こうだよね」とか、ついつい人の悪口になっちゃうとか、誰かのせいにしちゃうとか、4、50代の女性、絶対、真理先生の話聞いた方がいい。本当に思う。
4、50代の女性って『ごめんなさい星人』か『怒ってる星人』か、大体どっちかになっている気がする。表面上はそんなことないけど、実を話すと「私が悪いの、ごめんねごめんね」っていう、ほんと自信ない人か「旦那死んでいなくなればいいよね。部長がさ、本当にムカつくんだよね」みたいな怒ってる人が多い。
でもそれって、結局、原因作ってるのは自分なんですよね。ほんとに、すごい今、それが分かる。いい格好しちゃうから、やりますって言っちゃうから、そうなっちゃう。「みんなやらないから、私がやるしかないじゃん」って言ってるけど、たぶんそんなこと本当は思ってないし、周りにも「できない」って言えば「あ、そう」ってなるのかな。って。
最初、コーチングはお悩み相談みたいなものだと思ってたんですよ。「これはこうだよ、それはやった方がいいよとか、それはやめたほうがいいよ」そういうふうに、全部解決してくれる、答えを出してくれることなのかと、ちょっと思ってたんですね。判断してくれることだとおぼろげに思ってたら、全然違って。「自分で考える」でした。
すごい考えた時間でした。考えた考えた。その考えたことが心地よかったです。今までの考え方とは、違う考え方をすごくしました。いつのまにか、考える力を真理先生がつけてくれたのだと思います。ありがとうございます。
ーこれからの展望を教えてください。
いつまでもチャレンジできる。変化を楽しむ。すごく大嫌いな自分から、真理先生との6回のセッションで、今、自分を好きな自分になったんですよ。この好きな自分で、真理先生のセッションを受けたら、もっとすごいことになると思います。この変化を楽しんで、違う自分になることを恐れずに楽しもう、 と思います。
あとは可愛い、とか、心地いい、とかいうことにもっと身を委ねようと思います。たまたまスティーブ・ジョブズの最後の言葉みたいなのを読んで「富は連れていけない、もっと自分の経験や、楽しかったっていう事に時間を使えばよかった」みたいな言葉があって…そうだよねえって。やっぱり、ちゃんと自分を可愛がって生きていきたいですね。
大げさじゃなくって、2022年にこんな素敵なことが待ってるなんて。自分をグラフにしたら、パーっと上がったっていうか。あの半年前のラーメン屋での自分に言ってあげたい、「大丈夫だよ」って。
本当、占いとか受けてる友人が多いから、二人きりで話す機会があったら、言ってみようと思います。(コーチングを)知らないんだろうなと思って。以前は「へえ、当たるんだね、その占い師」とか思っていたけど…。占いで待ってる感じだけど、コーチングは自分で掴みにいくイメージですね。
真理先生に1回も直接対面であったことがないですけど(笑)。私につきあってくれて、本当にありがとうございました。
3つの視点コーチング™セルフコーチング講座 を受講した N.R さん(30代女性・会社員)の場合
常にあったモヤモヤ感やザワザワ感がないことが当たり前に。いつの間にか、それがないことに気づけていないくらい普通になってました
―講座を受ける前の問題や悩み、状況を教えてください。
周りに流されるタイプの人間でした。その場の空気が一番大事で、それを絶対に壊さないようにする。だから、とりあえず「形」の上では、流されときます、みたいな。でも、後から「あれでよかったのかなあ」「最適解ではないなあ」と気持ちがすっきりしないということがありました。仕事上とか家族とのコミュニケーションとか、波風立てたくない、 平和主義者。忖度という言葉は知らなかったけど、無自覚に忖度してたんですよね。
―講座を受けようと決めたきっかけもしくは理由はなんですか?
その頃、会社を辞めようとしてて、でも辞めていなくて…というタイミングだったんです。会社に辞める意向を伝えたら、部署を変わることができたんですけど、やっぱりちょっと不満で。まあ、でも自分が変わらないと転職したところであまり変わらないよねという気持ちもありました。なので、なんかちょっとでも、変わったらなという感じでしたね。
―講座に何を期待していましたか?
流されすぎない自分になれたらいいなと思ってました。環境に依存しない自分になれたらいいなと。忖度するにしても、忖度するところを、自分で選ぶようになれたらいいなと思ってました。
―講座で、印象に残っていることは何ですか?
自分の視点が第3視点よりだと気づいた時は、第3視点らしく「なるほど」「まあそうかもな」という納得感がありました。第2視点は意識してやってて、冷静に考えれば、そのとおりだなって。「第1視点が強い人はエネルギーが高い」とかの視点の話は、印象に残ったというか、意識しなくてもそれが思い出されるようになりました。特に、自分が(体力的、精神的に)弱った時に視点の話を思い出すことが多いですね。「この人(視点が)偏ってんなあ」とか「まあ、あの人(視点が)強いよね」とか、具体的にこうだよね、とパッと想起できてます。自分に対しても「今、第1視点が持ててないな、弱いな、やばいな」っていうのを気づけたり、思い出せたりする感じです。復習しなくても、意識しなくても、それが思い起こせるようになりました。
―講座を受講して良かったと思うことはありますか?
第1視点にいる状態であることがどういうことか分かって、実際に第1視点にいることができるようになったことですね。第1視点をしっかりさせることで、実際に自分のエネルギーが高くなりました。中学生や高校生みたいな、若かりし頃に戻ったというか…。気持ち的な元気さを取り戻したというのかな。 (講座を受ける前は)落ちる一方だったので。具体的には、情報処理技術者試験 を独学で勉強して受験しました。会社にそれを言ったら、今の部署とは別に社内システムの部署に兼任になって。まだまだスキル不足による振り回されっぷりはあるんですけど、以前みたいな心情面的な振り回され方は減りました。この場所でもっとスキルを身につけていきたい、磨いていきたいと思うようになりました。なので、とりあえず今は、転職は考えてないですね。
後はそうですね。 家族との関係も変わった気がします。良い意味で諦めがつくというか。 なんだろう…。「ま、いっか」と許容できるようになったんですね。以前は「(家族に対して)そうしなきゃいけない、こうでなきゃいけない」という感じがあったんです。自分を抑え込んで何かをするのが当たり前という感じでした。それが自分で行動を選べるようになったというか、ちょっと距離感がとれるようになったというか。ちょっと大人になった感じです(笑)。「この視点で話してんだな」っていうのが分かるようになって。なんか、「ま、いっか」って思える場面が出てきたりしてますね。
―受講前と受講後で変化したことはありますか?
そうですね。 この講座を受けていなかったらコロナ禍をどう過ごしていたんだろうと思うことはあります。リモートワークとか閉塞感があって。元々インドア派ではありますけど、強制的に引きこもることになったので…。そういう中でコミュニケーションはもちろん少なくなったんですけど、その時に、それまでエネルギーの高い人たちに振り回されて疲れると思っていたのが、いい方向に引っ張ってもらえる事もあったんだなと気づきました。エネルギーの高い人たちとの交流に対して苦手意識があったけれど、ちょっと認識が変わったというか。
あとは、コロナ禍でも、配信アプリとか見て楽しんでたりとか、 そういう行動ができなかったんじゃないかと思うんです。講座を受ける前だったら「勉強しなきゃ」とか「仕事に役立つことしなきゃ」とか思って、押し潰されてたかもしれない。仕事もするし勉強もするんですけど、「自分の好きなことやってもいいんだ」と思えて、それができたことに、とても助けてもらった感じがあります。
他には、相手が2視点で発してくれたことを、受け止める、受け入れることができるようになったかな。 人からの厚意に甘えられるようになりました。前は断ってた、というか「いやいや、私は…」って遠慮して、受け入れることが難しく感じていました。でも、第2視点のことが分かって、やってみたら「あれ、これってお互いハッピーじゃん。今まで私何をしてたんだろう。この遠慮は何だったんだ!」ってなって(笑)。「相手の厚意を無下にするってかわいそうだな」と思えたんです。会社とかでは、声を掛け合う量が増えましたね。直接の業務に関係のないところで雑談的なもの。元々人間関係は悪くないんですけど、 近くもなく遠くもない絶妙な距離感を保てています。
自分のことで言うと、以前は「自分には何もない」って感じてたんです。自己紹介のネタが全くなかったところから、少しは「私はこういう人間です」と言えるようになった。自分のことを分かっていない具合がひどかったですね。自己理解がというか、自己受容が進んだんだと思います。いい意味で「これでいいな」と思えるようになりました。以前は「もっと良くならなければいけない」と思っていたので…。以前は常にあったモヤモヤ感とかザワザワ感とかがないことが当たり前になってました。いつの間にか、それがないことに気づけていないくらい普通になってましたね。ありがたいです。
以前は(精神的な)安定を保つためにバランスをとって頑張ってたけれど、今は頑張っていなくても安定している。前は、いろんなことを一生懸命考えてました。こっちで考え、そっちで考え、でも結局、何も残っていないって感じ 。今は「ま、いっか」って、1日何回言ってるんだろう(笑)。 考えすぎを止められるようになったんですね。 変なところにエネルギーを使わなくなった感じです。
エネルギーの使い方が建設的になってるのは確かですね。 使いたいところに使えるようになったというか。例えば、以前は本をたくさん買っても全然読まずに、積読(つんどく)が増える一方だったんです。「読まなきゃ」と思うのに、手が伸びない。それが読めるようになって、積読が減ってきました。 読むという行動に移せるようになったんですね。
あとは、引っ越しもしたし、演劇を見るようになったし、映画も観るようになりました。バレットジャーナルもやってます。 以前はやりたいと思っていたけれど、手につかなかったこと、いろいろやるようになりましたね。
ーコロナ禍の中、結構やってますね。
ホントですね。意外とやってる。逆に昔、何やってたんだろう…(笑)。今の状態が当たり前になっちゃってましたね。気づいたら変わってました。やらなきゃと思ってやっていたわけではない。初めだけでしたね、エネルギーがいったの。本も「読まなきゃ」も「読みたい」の気持ちが大きくなってる。気がついたら「当たり前の基準」が変わってきた感じです。
そうそう、会社の評価面談で、あれ、大嫌いなんですけど(笑)、そこでの自己評価が高めになってきました。自分のやりたいやるべきに集中できるようになったというのもあるし、まあその「やったね、できたね」って言うのが少し言えるようになってきたんです。会社もそれなりに評価してくれてて、 自己評価と他己評価が合ってきた気がします。気づいたらそうなってきてましたね。
―今までいろいろな気づきがあったんですね。
そうですね。講座を受けてなかったらどうなってたんだろう私(笑)。もしかすると、名古屋からいなくなってたかもしれませんね。実家帰ってたかも。そのころは転職して帰ろうと思ってたんで。下手すると、給料がすごい下がるような転職をして…そもそも、転職活動でいい感じのアピールができてなかったと思う。
コロナがその後来て、もしかしたら孤独になっていたかも。怖いですね。演劇も行かなかっただろうし、友達も増えなかっただろうし…。今はライブ配信とかにお金使ってますけど、前なら「こんなことにお金使っていいのかな…」と思ったと思うんです。 今は「いま金使わずにいつ使うんだ!」って思ってますけど(笑)。
転職をしていなかったとしても、リモートワークの日々を乗り切れていたかどうか分からない。今は「よし!昼休みだ!好きなことやろ!」みたいな感じですけど、それもなかっただろうな、と。
―メリハリを自分でつけられるようになった?
そうですね。ブラック従業員(ブラック企業の劣悪な労働環境や、不明瞭な経営になんの疑問も持たない、もしくは疑問を持ったとしてもその状況を甘んじて受け入れるような人達のこと)で、い続けたかもしれない。うちの会社はブラックではないですけれど、人によっては働きすぎだろ!っていう人もいるし、メリハリつけて定時で帰ろうっていう人もいる。 そこをするしないっていうのは個人の意識と意志の問題。自分が苦しいのもあるけど、周りを苦しめるのは良くないなと思って。ホワイトな従業員になってきてると思います。
―なるほど。では、最後にどんな人にこの講座を進めたいですか。
生き生きしたい人、ですね。生き生きっていうのは、やりたいこと、やってみたいことをやれる自分でいること、だと考えてるんですけど、それをやれていない人、やりたいけどやれない人におすすめしたいです。
最近『7つの習慣』を読んだんです。 読みながら即「なるほど、そういう講座だったのか!」と腑に落ちました。「講座受けといてよかった!」 って読みながら本当に思ったんです。実は資格試験を受けようと思ったのは、その本の中のワークが直接のきっかけでした。それを見て「そうだよね。転職したいんだったらそうだよね、それに必要な資格取るよね、やるわ」って心の底から納得できて、行動できた。多分、講座を受ける前の自分だったら 「はあ」ってなって、次のページに行くだけだったと思うんですよ。
インプットがアウトプットに繋がるようになったんですね。「だよね→やるわ」って行動できるようになった。元々フットワークは軽い方だと思っていたんですけど、いつのまにか重くなってたかもしれないですね。それが軽くなった。ビジネス本や自己啓発の土台というか下地を、肩肘張らず講座で学べました。他の本を読んだときも「ああ!そうだよねこの人も同じことを・・・!!なるほどね!!」となりましたし。
堅苦しくなく教えていただけるので、本を読むことや、難しいのが苦手な人はぜひ。本を読んでもアウトプットがついてこない人にもおすすめです。
―今後のますますのご活躍が楽しみです。今日はありがとうございました。
こちらこそ、振り返りのチャンスがいただけて良かったです。そんなに変わったのか。って改めて気づけました。ありがとうございます。
3つの視点コーチング™リーダーコーチング講座 を受講した K.M さん(30代・男性・会社役員)の場合
それまでは、生きる目的が「責任を果たすこと」みたいになっていたけど「自分自身が幸せになること」が大事だな。っていうのをすごくこの講座を通じて思った
ー3つの視点コーチング™リーダーコーチング講座を受ける前の状況を教えてください。
仕事上、悩みが多かったですね。特に、人間関係、人への悩み。自分自身の役割が果たせていないと感じることが多くて、それに対しての罪悪感が大きかったです。
プライベートでもいろいろあって、精神的に不安定でした。自分の中でこれからどう生きていこうか、拠り所がなくなった感じで。
なので、自分を肯定したいと思って、何を新たにやるかを考えていました。自分に対しての投資をしたことがあまりなかったんですが、無駄なお金は使いたくない。そこで、自分の健康や習慣を見直したりしてましたね。
そんな中で、タイミング的にドンピシャでこの講座の話が来たんです。コーチングにはもともと興味があったし、これもなんか意味があるんだろうな。と思って、受講を決めました。
ー実際に何を解決したくて、コーチング講座を受けましたか?何を期待していましたか?
一番は、コーチングのノウハウのインプット、体得ができるのではないかと期待していました。コーチングが何なのかを理解していたわけではないですか、なんとなく自分の強みが、コーチングのそれに近そうだと感じていたんですよね。プロコーチから直接1対1で学べるということは、一つの価値として感じるところでした。
付随して、自分自身へのコーチングを人にやってもらうということがなかったので、人にやってもらったらなにか新しいものが見えるかな。なんか気づきがあるかも。くらいでしたね。自分でもセルフコーチングのようなものはしてきていたし、実際できていると思っていたので、正直そんなに大きく期待していたわけではなかったです。
ー受講中、印象に残っていることはありますか?
そうですねえ。自分自身のことで言えば、第1視点が弱いというのが分かったところですね。自分自身の価値観の洗い出し、振り返りが印象に残っているというか、すごいしっくりきたというか。 自分自身でもなんとなくは理解していたつもりでしたが、1、2、3視点というフレームの中で、自分が2、3視点が強くて、1視点が弱い、そしてそれがなぜ弱いのかという背景の整理とかも含めて理解ができました。そしてそれを大きくしていけばいいんだ、と聞いたとき「ああ、なるほどな」と腹落ち感がすごくありましたね。
あとは、自分の感覚の感じ切るのが大事だ、強く言われたことが印象に残っています。自分の感性感覚にアンテナが立つようになったのは、結構大きな変化の部分です。いろんな知識や学びを得たんですが、ある意味でいうとそこが自分にとっては一番の価値だったかな。と。
何度が出てきたセルフトークの話も印象に残っていますね。自分に対しても人に対しても大切。
セルフトークがこうなっているから、ずっと1視点が小さくて、だから自分にどういう言葉をかけていくのかというのは、今につながっています。
自己否定自体がダメじゃないんですけど、不健全に行い過ぎているところがあるなあと気付いて、自己承認と自己否定のバランスが以前よりも取れるようになったのが、価値になったし、印象に残っています。
コーチングスキルでいえば、ロープレをする中での(自分とコーチを比べたときの)速さと深さのレベルの違い、みたいなところは印象に残っていますね。
自分が話を聴いていくときは、どこを目的、着地点に置くかというところの決定に迷うし、決定したとしても、そこにどうやって掘り下げていっていいか分からないこともありました。
それまでは「狙いを持って、それに対して有効な会話ができている」というよりどちらかというと「対話を繰り返して、いい着地になったらいいな」って感じだったんです。そことの違いが印象に残っていたりします。
そもそも、(コーチングを)できるイメージのストックが無いわけじゃないですか。いままで自分がコーチングをちゃんとしてもらったこともなかったし。なので、そこが自分の中でひとつのイメージができたというのが、自分にとって財産になると思うんですよね。これから自分の中に「リトル田代」がいて(笑)、部下とかをコーチングするときに、自分の視点だけで考えちゃそうになったときに「あのとき(コーチは)なんて聞いてたっけ」って考えたり振り返ったりできる。
ー具体的に解決したことは何ですか?
自分の中での人生のビジョンや、使命が、以前よりも明確になった感じがしています。何を成し得たいのかというのが明確になった。
人間関係の悩みはなくなったわけではないんですけど、捉え方が変わりました。…ちょっと肚が座ったというか。
正確にはいろんな出来事がまざりあって自分の変化が生まれていると思いますが、そのなかにこの講座を受けたことは間違いなくひとつとしてあって……うーん、ちょっと開き直った感じなんですよね。
それまでは人間関係、プライベート、会社での役割など「責任」「責任」ばかりで、それができていないというところで、結構苦しんでいたんです。
自分はダメなんだと苦しんでいたことが、大本の課題でした。本質的にはそこが一番しんどくて、根っこではそこをなんとかしたかった。そこが自分の中で変わったというか。そこに苦しむことがすごく減ったというのが一番大きいですね。
すごく重大なことであることには変わりないと思うんですけど、それを考えるプロセスで、自分を傷つけたりとか、自分がつらくなったりとかいう感情が、すごく多かったんです。でも、そういう感情になることが減って、いい意味で楽観的に「どうしようかな」「誰かの協力がとれたらいいかな」とか、前向きに、建設的に考えるようになりました。
あとは、自分の心のバランスをだいぶ考えるようになりました。「ああ、今までメンタルのバランス全く考えてなかったな」と(笑)。体力の方は結構考えていたんですけど。最近はその両面のバランスを考えてて、あんまり無茶して働きすぎないようにとかしてます。
受講前は、休みのときも、仕事してないということに罪悪感がずっとあって、結局なんやかんや仕事してたんです。今は休むことを許容できるようになりました。それらを通じて、自分の状態自体が安定したのがとても大きかったですね。
ー受講前と後を比べて変化したことは何ですか?
自己肯定感のバランス、自己管理能力が変わりました。メンタルと体力のバランスですね。
あと、自分の中でのチャレンジ精神が変わったんです。発言と行動、両方変わった気がします。
それまでは、どちらかというと、リスクを考えて「それやっていいかな、やっちゃだめじゃないかな。」と考えることが多かったんです。
「この制度を変えよう」とか「このシステムを導入しよう」とか「こういう施策をやってみよう」とか、やろうとする度に、いろんな人の顔が浮かんで、いろんなケースを想像して、その結果「あ、ちょっとやめておこう」と。人に遠慮することが多かったんですよね。
今は、周りから批判されたり、反対されそうなことでも、「こういうふうにしたらどうかな」と発言したり、議案して、それを実際に変えていくということは、増えていっていますね。
「自分はどうしたいか」「批判は食らうかもしれないけど、本当に何が将来につながるか」と考えるようになりました。まあ、リスクゼロと言うのはありえないけれど、それでも可能性のほうが上回るんだったらやってもいいんじゃね?と。それは周りも感じることが多いみたいです。講座が半分くらい終わったあたりから、そういうことが増えてきましたね。
ー周囲の具体的な変化を教えていただいてもいいですか?
ちょっといろいろあって、状態がよくないメンバーに1、2、3視点の話を何度かしたんです。本人も1視点がちょっと弱いタイプで、そこを強化するとはどういうことだろう、とか。ある意味、自分の数ヶ月前をみているようで(笑)。 今ではそのメンバーは、自分の意見を「こうじゃないか」とがっとぶつけるなど、発言の姿勢が変わってきています。以前は「正解を探す」ような発言が多かった感じがするんです。「〇〇さんはこう思っているんじゃないか」「□□さんはこう思っているんじゃないか」を踏まえて発言している感じだったのが、いい意味で、その時思った疑問とか、考えをぶつけるようになってきているのをすごく感じます。自分を慕ってくれているのを感じるし、本人もたまに「1、2、3視点」って使っているのを見ますね(笑)。
自分自身がチャレンジングな発言、行動ができるようになったのと並行して、周りの提案も増えてきた気がします。
以前から、提案に対して、否定するというよりは肯定して一緒によりよい案を考えていましたが、自分自身の発言が変わってくると、周りもやっぱり言いやすいと思うんです。今までと違うやり方でも意見を言いやすくなっている感じはしますね。
以前はあまり意見を言ってこなかったメンバーも、意見をどんどん言うようになりました。なかには「え、このひとがこんなことやるって言うの?!」みたいな。(私との)個人面談での内容が刺さって、そういった変化が生まれたと言っていたメンバーもいます。
ーもし、このコーチングをすすめるとしたら、どんな人にすすめたいか。どんなことをすすめたいか。
自分自身のビジョンや、特性、価値観が分かっていない人や、整理をしたい人にすすめたいです。いろんな内容を聴きながら、客観的に整理してくれたり、仮説というか「これってこういうこと?」とぶつけてきてくれたりしながら整理する経験は、すごく大事だな。と感じました。そこで得られたものが大きいですね。
1対1で、その場で理解を深められるので、コーチングスキル自体も、腹落ち感が強いです。自分の知っている人や誰でも知っているキャラクターに例えたりしながら話してくれるので、一つ一つの内容が深められたり「あ、あのときこういうことを言ってたのか」と後からつながったりします。ただ単にテキストで勉強するのと違って、やっぱり1対1で、密に聞けたりするからこその満足度は高いです。
プチワークが多いので、講義をただ聞いてマンネリ…という感覚は全くないです。その都度いろいろ問いがきて、自分なりに考える、類することをアウトプットして、というのは、自分の中で腹落ちさせやすかったり、インプットした内容が刺さりやすかったりしますね。
自分の感覚として、正直なところ、まだインプットが不十分だなと思っています。とにかく学べる知識やスキルが幅広くて奥深いので。テキストを見たら思い出すけど、ぱっと日常で使えるかというとそうではない、という部分のほうがまだまだ多い感じがしています。やりながら「そういえばあのときなんかあったな」と戻って、テキストを見て、そうだそうだ、と思ったり、すでに頭には出てきているけど、ちょっとやろうとしているけど、まだできないとかあります。
実感として一番強いところでいくと、「人に対しての分析の精度の高さ」が、これはすでにかなりレベルアップしたなと思っています。具体的に言うと、その人の「1視点がこれで2視点、3視点がこういうタイプが」みたいな分析が、ぱぱっとできて、それであるがゆえに「どこを質問しよう」「どこどこを強化してフィードバックするのが大事」というのが、実践でかなり活用できているところです。
ーこれからの展望を教えてください。
「自分自身が幸せになること」が大事だな。っていうのをすごくこの講座を通じて思いました。それまでは、生きる目的が「責任を果たすこと」みたいになっていて。その責任の先に自分の幸せがあるのか?と問いかけたときに、必ずしもそうじゃないな、と気付けたことが大きいです。
日常で言えば、日々の過ごし方、仕事でもひとつひとつの行動や判断など、そこが自分自身の気持ちとして納得の行くものになるように過ごしていきたいなと。
あと、人や組織の可能性を引き出せる人になりたい、というのは自分の中でより明確になった感じです。これまで学んだことを踏まえて、そこにつなげていきたい。誰かの経営者像を追いかけるのではなくて、自分自身の「らしさ」が出た経営をしていくこと、自分自身の良さや特性、価値観を踏まえた上で、どういう経営をすることが大事。それが自分の中では、ひとりひとりや組織に向き合って、その良さを最大化できるかということを考えることなんです。そこでやっぱりコーチングスキルとか分析とかが生きてくる。そこを経営に活かしていきたいですね。
なのでこれからも、一定スパンで自分自身コーチングを受けていきたいです。他の人にに対して自分がコーチングをしたり、日々の育成にあたるとき、「こういう場合どうしたらいいかなあ」というときがあると思うんです。そういうときにも田代さんに相談したいですね。
頼んで良かったと素で思っています。ありがとうございます。