梅雨の時期は、家にいる時間も多くなって、なんとなく体調的にも精神的にもすっきりしないという人が増えます。そんなときに取り入れたいのが「ムードトラッカー」。ムードトラッカーとは、体調や感情、気分を記録し、管理するためのツールです。
今回は、ムードトラッカーの基本的な機能や利点、そして使い方について解説します。
この方法が向いている人
- 体調や感情のコントロールをしたい
- 楽しく手軽に日記をつけたい
- 塗り絵が好き
- 手帳を習慣化したい
- かわいい手帳に仕上げたい
- 使っていないペンを有効活用したい
この方法のメリット
ムードトラッカーを使うことには以下のような利点があります。
1,感情が落ち着き、自己認識が向上する
自分の感情から距離をおいて、冷静に見ることで、感情の波に飲み込まれにくくなります。また、自分の感情や気分を客観的に把握することができ、自己認識の向上につながります。
2,感情の傾向が把握できる
長期的な視点で自分の感情の傾向を把握できるため、ストレスや不安などの原因を特定しやすくなります。その感情を引き起こしたきっかけは何だったのか、落ち着いて分析することができます。
3,対処の方法が見つかる
感情の変化に合わせた適切な対処法やリラックス法を見つけやすくなります。
4,続けやすく簡単にかわいい手帳に仕上がる
ムードトラッカーは、かわいい絵柄を毎日少しずつ塗りつぶしていくだけなので、塗り絵感覚で続けやすく、見た目も華やかに仕上がります。思わず買ってみたものの、なかなか使う機会のないペンを使いたいときにもおすすめです。
ムードトラッカーの使い方
ムードトラッカーを使う際の基本的な手順は以下の通りです。
①ムードトラッカーを用意する
今回はこちらのムードトラッカーを使いました。31日分が4種類A4サイズに印刷されています。今回はイスの柄のものを、切って手帳に貼って使いました。
②どの色がどの感情を表しているかを決める
お持ちのペンと相談しながら、どの色でどんな感情を表すか決めます。例えば「赤:テンション高め」「緑:ニュートラル」「青:ネガティブ」「黄色:幸せ」といった感じです。
初めてムードトラッカーに挑戦する場合は、3~5色ほどの、ざっくりな分け方で大丈夫です。慣れてきたら、感情ごとに細かくしてみてもいいですね。ただ、あまりに細かく設定してしまうと、判断が難しくなりますので、ほどほどにしましょう。 感情の分け方が分からない、という方はこちらも参考にしてみてください。
③必要に応じて、サンプルを作る
「自分でどの色をどんな感情に設定したか忘れてしまいそう…」という場合は、ムードトラッカーの右下の□に、どの色がどの感情を示しているのかを書いておきます。
これで準備は完了です。
④毎日感情を記録する
日付の絵柄に、その日の感情を表す色を塗ります。寝る前がおすすめです。慣れないうちはベッドのそばにムードトラッカーとペンをセットしておくと書き忘れを防ぎやすくなります。
1日を振り返って、感情を記録します。感情はあとで思い出すのが難しいです。その日のうちに色を塗るようにしましょう。余裕があれば、どんな感情なのか言葉で書いておくと、後で振り返りやすくなります。
⑤月末になったら見直す
ムードトラッカーを見直して、自身の感情の変化や傾向をつかみます。どの色が多かったのか、どの色がどのくらいの間続いていたのかなどを見てみましょう。
つぎに、感情の変化と特定の出来事や状況と関係があるのかないのかなど、それらの感情を引き起こした原因を考えてみましょう。そして、自分ができる適切な対処法や改善策を考えてみましょう。過去数ヶ月分たまったら、見比べてみるものおすすめです。
ムードトラッカーは、感情や気分を管理する上で非常に役立つツールです。自己認識の向上やストレス管理に活用することで、より健康的な生活を送る手助けになります。ぜひ、自分に合ったムードトラッカーの使い方を見つけて、活用してみてください。